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和歌山バーテンダー物語
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和歌山バーテンダー物語 vol.12
店の通りに面する側は、全面ガラス張り。中が丸見えで、何枚かあるガラスの一枚が入口だ。店内からは真っすぐに市堀川を見据え、9月中旬ぐらいになると、夕陽が真正面にドラマチックに沈んでいくという。 いい音楽が聞こえる。いいア… -
和歌山バーテンダー物語 vol.11
北ぶらくり丁にあるBAR。取材はまだ太陽が高い時間帯、シャッターが閉まった店が目立ち、人通りもまばらである。 店内はシンプルで、カウンターのみ、9つのイス。右の壁には大型モニター、左側には大きな窓があり、アーケードの様… -
和歌山バーテンダー物語 vol.10
見習いの時代のある日、マスターの代わりにハーフロックを作ることになった武田さん。グラスに氷、そしてウイスキーを入れ、ウオーターを注ぐ。カウンター越しのお客さんに出す。 「いつもと違うね」と、お客さんがつぶやいた。 声に… -
和歌山バーテンダー物語 vol.09
縦長の名刺をもらう。いい紙質、いい書体である。「野口雄一郎」、いい名前である。 名刺交換が済み、アイスコーヒーを用意してくれた。大きめの氷をピックで割り、グラスに。コーヒーを注ぎステア。ひと口いただく。少し濃いめの味。… -
和歌山バーテンダー物語 vol.08
取材の約束は午後3時。早い時間だなと感じながら、店内に。カウンターの向こうには、どこか飄々(ひょうひょう)とした岡田さんが立っていた。24年前にこの道に入って資格を取り、8年前に店をオープン。“オカッティー”と聞けばピ… -
和歌山バーテンダー物語 vol.07
19歳でこの世界に入ったというマスター。この店を持って8年。カウンターには大きな焼酎の壺、ダーツもある。 何でも聞いてくださいと言われていたが、私ばかり、しゃべっていることに気づいた。「人と接することが好き」というマス… -
和歌山バーテンダー物語 vol.06
ドアを開けるとプロジェクタースクリーンが目を引いた。何も映し出されていなかったが、かえって期待感を抱かせる。大型テレビなら思えない感覚。 「お若いですね」と切り出した。「29歳です」と落ち着いた物腰で答える。マスターに… -
和歌山バーテンダー物語 vol.05
そのBARは橋のたもとにあって川に面する、と聞くだけでワクワクし、川面を眺められるテーブル席もあるとなれば、なおさら心が躍りそうだ。 「オーセンティック(本格派)ではないので、気軽に来て、楽しんでほしい」。バーテンダー… -
和歌山バーテンダー物語 vol.04
ビルの階段を下り、ずっしりとしたドアを開ける。コンクリート打ちっぱなしの店であるが、どこか温かい。木目の整った木のカウンターの向こうに、バーテンダー暦15年、店を始めて11年の坂垣内さんがいる。和歌山生まれの和歌山育ち… -
和歌山バーテンダー物語 vol.03
岡田勝宏氏はこの道26年。初めからバーテンダーを目指したわけではなく、飲食関係の仕事から始まり、気が付けば現在に。そんな岡田氏は何の気負いもなく、“ひょうひょうとしている”という表現が似合う。 背にした棚にはボトルがず…