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祭りびより
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第15回 土生祭 ~双頭獅子と奴~
無音の獅子舞いと力強さを表わす奴踊り 全国的に珍しいとされる双頭の踊り獅子 実りの秋。稲の刈り入れが終わる頃、日高川流域では祭りばやしや、山車(だし)を引く人たちの威勢のいい掛け声があちらこちらから聞こえてきます。 … -
第13回来迎会式~二十五菩薩の練り供養~
中将姫を極楽浄土へ導く様子を再現 菩薩に扮した25人の子どもたちが回廊を練り歩きます 有田市一帯のみかん畑が花色の白に染まり、さわやかな香りに包まれる5月。歌舞伎や講談の演目にもなっている、奈良時代の伝説のヒロイン・中… -
第12回 おとう祭り 〜子どもが担う神事〜
約2メートルもの大幣を振って祈願 おとう役は鳥居からかごに乗って社務所へ向かいます 「年に一度の祭りのために」と、須佐神社(御坊市塩屋町)の氏子5地区で、神様に供えるサカキの木枝を探しに山へ入る人の姿が――。まだ少し肌… -
第11回 たい松押し 〜花園の御田舞〜
大みそかの夜に行われる火祭り 近年は、大たいまつの上には年男が乗ることも 古くから火は、さまざまなものを浄化させる役割があるといわれており、火をたき上げる祭りは全国各地で見ることができます。 大みそかの夜、一年の厄払いと… -
第10回 寒川祭 〜4人立ちの獅子〜
道中、王仁と和仁が獅子を先導 獅子の先頭が神楽鈴を、2番目が獅子頭を持ち、舞います かつては日高地方で冬の訪れを告げる祭りともいわれていた寒川神社(日高川町寒川)の「寒川祭」。一般的に祭りにつきものとされる… -
第9回 高芝の獅子舞 〜伊勢流の雄獅子〜
優雅な舞と、荒々しい舞で表現 笛と太鼓に合わせて、眠っている獅子を揺り起こします(天狗獅子) 獅子が竹ざおにかみつくのは高芝の獅子舞の特徴(牡丹獅子) 神社の祭礼や正月行事などで披露される「獅子舞」。江戸時代初期に「伊勢… -
第8回 紀州三大祭り
地域の風物詩、田辺祭、粉河祭、和歌祭 笠鉾の上屋に人形を乗せ、下屋でおはやしが演奏されます(田辺祭) ひげこで全体が覆われただんじり(粉河祭) 大勢にかつがれ、勢いよく進む神輿(和歌祭) 和歌山県内の神社や寺院では年間を… -
第7回 阿田木祭り 〜八ツ八と飾り花〜
日高地方で唯一残る春祭り 両手を広げたり、耳や腰にはしを当てたりして舞います 「古い形式の祭りが、地域でずっと受け継がれています」と話す今枝さん 祭りの最後、花吹雪のように色紙が舞い散ります 日高川の上流、旧美山村(現日… -
第6回 熊野本宮祭〜神が宿る稚児〜
創建2050年となる熊野本宮大社 〝神の隠れすまう地〞といわれる熊野。毎年3月半ばになると、熊野本宮大社の研修施設「瑞鳳殿(ずいほうでん)」の一室に明かりがともります。 「小さいころから見てきた祭りなので、参加できてうれ… -
第5回 杉野原の御田舞(おんだのまい) 〜舅(しゅうと)と聟(むこ)〜
稲作の生産過程を演じ、神仏に祈願 本尊の前で舞う舅と聟、田植子 曲がりくねった山道を抜けると、頭上に空が広がります。有田川の中流に位置する有田川町杉野原地区(旧清水町)で、室町時代から受け継がれているのが「杉野原の御田舞…