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文化財 仏像のよこがお
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−第24回−文化財 仏像のよこがお「阿弥陀如来から薬師如来に変身した仏像」
大泰寺 阿弥陀如来坐像 那智勝浦町下和田の大泰寺は、伝教大師最澄の開山と伝わる古い寺です。信仰の中心となる薬師堂には、本尊として1156(保元元)年に造像された阿弥陀如来坐(ざ)像(重要文化財)が安置されています。像高1… -
−第23回−文化財 仏像のよこがお「鞘仏(さやぼとけ)に納められた飛鳥仏」
串柿の里として有名な和泉山脈の山懐、かつらぎ町広口・滝・東谷・平の四つの集落は「四郷」と呼ばれ、このうち滝の極楽寺には、和歌山県最古の金銅仏が伝わっています。 物思いにふけるように頬に指を添え、円筒状の榻座(とうざ)に片… -
−第22回−文化財 仏像のよこがお「あらぎ島を見守る真鍮製の仏像」
有田川町清水のあらぎ島は有田川上流にあり、舌状の河岸段丘(川に向かって階段状になっている地形)に耕された美しい棚田の景観で知られ、国の重要文化的景観に選定されています。 この棚田は、1655(明暦元)年に大庄屋の笠松左太… -
−第21回−文化財 仏像のよこがお「融合する神と仏」
過疎化・高齢化が進む集落を中心に、盗難被害防止のために、博物館で寺の仏像を保管する事例が増えています。九度山町丹生川青渕の深い山中にある平見観音堂でも、管理する地区住民と同町教育委員会が相談して本尊像の博物館への寄託を決… -
−第20回−文化財 仏像のよこがお「中世大崎港の面影を伝える仏像」
宝冠釈迦如来坐像(大崎観音堂蔵) 海南市下津町大崎地区は、『万葉集』に「大崎の神の小浜は狭けども百舟人も過ぐと言はなくに」(石上乙麻呂)とうたわれます。大崎の浜は狭いがたくさんの船が立ち寄る、とあるように、古くから風待ち… -
−第19回−文化財 仏像のよこがお「集落が守り伝えた平安初期の密教仏」
菩薩形坐像(林ヶ峰観音寺蔵) 紀の川市平野の林ヶ峰(はいがみね)地区は、葛城山系の果樹が広がる山ふところの高台にある小集落で、眼下に紀の川を望み、はるか先には高野山に連なる峰々を仰ぐ絶景の地です。2012年1月、集落の集… -
−第18回−文化財 仏像のよこがお「浄教寺大日如来坐像と明恵上人」
京都・栂尾の高山寺は、和歌山を代表する高僧・明恵(1173~1232)によって開かれた寺院です。現在、東京国立博物館では、高山寺に伝わる至宝・鳥獣戯画4巻の全貌を公開する特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が開かれていますが… -
−第17回−文化財 仏像のよこがお「長沢蘆雪が描いた栽松道者」
江戸時代中期に活躍した長沢蘆雪(ながさわろせつ、1754~99年)は、1786(天明6)年から翌年にかけて、師の円山応挙の代理として紀南に赴き、草堂寺(白浜町)、無量寺(串本町)、成就寺(古座町)に滞在して多数のふすま絵… -
−第16回−文化財 仏像のよこがお「万蔵地蔵と葛城修験」
2020(令和2)年に「葛城修験―里人とともに守り伝える修験道はじまりの地」が日本遺産に登録されました。葛城修験とは役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの葛城山系の山々を巡る修行の体系で、友ヶ島から葛城山を通って二上山の先ま… -
−第15回−文化財 仏像のよこがお「熊野御幸を見守った金剛童子像」
▶ 滝尻金剛童子立像 聖地・熊野三山(本宮・新宮・那智山)への参詣者が往来した祈りの道、熊野古道。その道沿いに、王子とよばれる神社や祠(ほこら)が多数あり、九十九王子(くじゅうくおうじ)と総称されています。王子にまつられ…