NHK大河ドラマ
1話のお値段、ハウマッチ
先週から始まった今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」。徳川家康の壮絶な一生を描くとあって、何かとお金がかかりそうな匂いがプンプンする。一体、いくらかかっているのか…。実は、NHKの公開資料「収支予算と事業計画」で、誰でも分かる。それを見れば、2020年度から昨年の大河ドラマは、1話あたり7900万円という制作費がかかっている(資料には具体的な番組名は記載されていないが、制作費が1番高いのは大河ということで算出)。民放は1話あたり3000万円台が相場なので、2倍以上だ。
正直それを見て驚いた。というのも、近年の大河は節約傾向にあると思っていたからだ。かつてあったダイナミックな合戦シーンは激減。ナレーション処理がほとんどだ。その影響か前作の「鎌倉殿の13人」では、会話重視のコミカルな大河へと変貌している。ということは、合戦シーンを増やせば、もっとお金がかかる。とはいえ、今作は徳川家康が主人公。否が応でも、数多くの合戦を描かなければいけない。経費を節約しながら、どう合戦シーンを乗り切るのか。まさに、どうする家康だ。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
NHK大河ドラマ
1話のお値段、ハウマッチ
先週から始まった今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」。徳川家康の壮絶な一生を描くとあって、何かとお金がかかりそうな匂いがプンプンする。一体、いくらかかっているのか…。実は、NHKの公開資料「収支予算と事業計画」で、誰でも分かる。それを見れば、2020年度から昨年の大河ドラマは、1話あたり7900万円という制作費がかかっている(資料には具体的な番組名は記載されていないが、制作費が1番高いのは大河ということで算出)。民放は1話あたり3000万円台が相場なので、2倍以上だ。
正直それを見て驚いた。というのも、近年の大河は節約傾向にあると思っていたからだ。かつてあったダイナミックな合戦シーンは激減。ナレーション処理がほとんどだ。その影響か前作の「鎌倉殿の13人」では、会話重視のコミカルな大河へと変貌している。ということは、合戦シーンを増やせば、もっとお金がかかる。とはいえ、今作は徳川家康が主人公。否が応でも、数多くの合戦を描かなければいけない。経費を節約しながら、どう合戦シーンを乗り切るのか。まさに、どうする家康だ。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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