近畿大学附属和歌山 高等学校・中学校

自ら主体的に学習すること
目標を見据え、計画的に取り組む

 長い人生では、「自分で判断して、決定して、行動する」ことがたくさんあります。こうした経験を重ねていくことで、「生きる力」が育まれるものです。受験は人生の一つの節目。試験の当日は、ただ一人、自分だけの力で目の前の問題に向き合わなければいけません。そのために、自分自身にどんな準備が必要なのかを考えて、受験までの日々を過ごしましょう。

夏休みの学習で大切にしてほしいのは、基礎力の定着を図ること。併せて、苦手科目の克服です。例えば、スポーツ選手が高いパフォーマンス力を発揮できるのは、基礎練習の積み重ねがあればこそ。勉強も同じで、しっかりとした基礎力という土台の上に応用力が養われます。

思考力・判断力・表現力が求められる時代。自身で主体的に学習をすることが大切です。そのためには、自ら学習計画を立てること。1カ月、1週間など先を見据えた目標を決めましょう。その目標を達成するために必要な日々の学習内容を考え、着実に毎日の課題をやり遂げていくことで、ゴールに向かって一歩ずつ近づいているという実感を得ながら勉強に取り組めると思います。無理な目標を立てがちですが、現実に見合う予定を立てることが必要です。ただ、小学生にとっては、まだ難しいことだと思います。保護者の皆さんは、本人が前に進んでいると感じられるように、学習のサポートをしてあげてください。

教頭 松山俊彦さん

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