智辯学園和歌山 中学校・高等学校

変則的な状況に焦らず
“基礎固め”をしっかりと

昨年度末からの変則的な学習環境の影響で、受験を控えた生徒たちには、戸惑いや危機感が生じているはずです。「時間がない」と焦る気持ちは、よく分かります。しかし、やらなければならないことに変わりはないはずです。まずは落ち着いて、現在の学習状況と向き合って、夏休みの間にしっかりと基礎的な学力を固めていきましょう。受験の本番で実力を十分に発揮するためには、日々の地道な努力の積み重ねが重要です。しっかりとした基盤作りをすることが、目標を達成するためのカギになります。

学習面で基礎固めをしていくことに重きを置く中で、日常生活においても、現実社会への興味を失わないようにしましょう。今、世の中はどうなっているのか、日々ニュースなどで目にする情報について考えたり、家庭で話し合ったりすることで、視野が広がり、多角的な問題に対応できる力が養われます。

また、家で長時間過ごしているうちに、生活習慣が乱れて、昼夜が逆転してしまっている人もいるかもしれません。生活リズムの乱れは学習に影響を及ぼします。規則正しい、メリハリのある生活を心掛けてください。

コロナ禍で、保護者の皆さんにも、不安があると思います。しかし、焦りは禁物です。お子さんとの会話の機会を増やしながら、本人の力を信じて、落ち着いてサポートしてあげてください。

中学校教頭 北 祐哉さん

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