和歌山の県立中高一貫校 県立 桐蔭中学校
- 2021/7/9
- 中学校受験
改革と伝統を胸に、中高6年を通して
「自ら人生を切り拓く人材」を育成
1879年に和歌山県初の県立中学校として設立された旧制和歌山中学校の流れをくむ、和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校。創立143周年を迎える、県内でも有数の伝統校です。今年2月には、校内にある同窓会館(旧図書館)と運動場スタンドの2つの建造物が国登録有形文化財として登録され、桐蔭の歴史に新たな1ページが加わりました。
同校が教育指針として掲げるのは、改革への情熱と伝統を重んじる心の育成と、自ら人生を切り拓くリーダー的資質を持つ人材の育成です。さらに、生徒が多様な価値観を学び、国際的な視野で物事を考えることができるような取り組みも進めています。
中学校は2007年に開設され、中高一貫教育が始まりました。特色ある学びで得た専門的知識・技能や興味、関心を大きく成長させる仕組みが特徴です。知識・技能の基礎・基本を習得し、深化・発展させるとともに、主体的な学びを通して、論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探究心や想像力を伸ばします。また、中高の一貫した学習をより効果的なものにするため、発展的な高校の学習内容の一部を取り入れることがあります。
卒業後は高校普通科に進み、1年次は数理科目を基本に、文系の難関大学進学希望者が深く学べるような科目選択が可能です。2年次以降は、進路希望に応じた学習集団の下、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)し、大学進学につなげます。
2つの独自の教育活動で
“総合的な人間力”を身に付ける
教科学習では、実習や実験、グループワーク、発表など、生徒が互いに学び合える活動を組み入れた授業を展開しています。また、同校独自の教育活動、「桐蔭キュリオ」と「キャリア桐の葉」は、総合的な人間力を育むことを見据えています。
「桐蔭キュリオ」では、教科の枠を超えて、生活に結び付けて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に、「科学」「国際」「表現」の3つの領域を設定しています。「科学」では、身の回りの自然科学的課題を、実験や観察、製作などの活動、数学・理科の知識を生かして、科学的に追究し、問題解決力を身に付けます。「国際」では、国際社会を多角的に捉え、積極的に関わろうとする態度と考える力を培います。また「表現」では、言葉に対する興味や関心を高めて言語感覚を磨きながら、さまざまな表現方法で相手に適切に伝えるコミュニケーション力を育成します。
キャリア教育の中核となる「キャリア桐の葉」では、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学ぶとともに、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉えます。また、教科などで学習したことを活用しながら、生徒たちは問題解決の筋道を探究します。さらに、職業人からの講話や企業訪問などの経験を通して、働くことや職業の意義、勉強する理由、「今、学んでいることが、将来どのように役に立つのか」などの考えを深め、自らの在り方・生き方に迫る、“生きた”キャリア教育にも取り組んでいます。
県立 桐蔭 中学校
名称 | 県立 桐蔭 中学校 |
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住所 | 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18 |
電話番号 | 073(436)7755 |
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