和歌山の県立中高一貫校 県立 桐蔭中学校

和歌山の県立中高一貫校 学校紹介&教頭インタビュー
「入学者選考を振り返って」

 和歌山市に2校ある県立中学校では、それぞれに特色ある学びが展開されています。2021年度の入学者選考を終えた両校の教頭にインタビューをしました。

県立 桐蔭中学校

桐蔭自ら人生を切り拓く力を培い
社会のリーダー的人材を育成

前身の旧制和歌山中学校創設から140余年。県立桐蔭中学校・高等学校は、改革への情熱と伝統を重んじる心を大切に、自ら人生を切り拓くリーダー的資質を持つ人材を育てています。2007年に中学校を開設し、系統的・継続的な中高一貫教育がスタート。特色ある学びで得た専門的な知識・技能や興味、関心を成長させる仕組みが特徴です。知識・技能の基礎・基本を習得し、深化・発展させながら、主体的な学びを通して、論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探究心や創造力を伸ばします。

 高校では全員が普通科に進み、1年次は数理科目を基本としながら、文系の難関大学進学希望者が深く学べるような科目の選択が可能。2年次以降は進路の希望に応じた学習集団の下、大学進学につなげます。

 桐蔭独自の教育活動として取り組んでいるのが「桐蔭キュリオ」と「キャリア桐の葉」です。 「桐蔭キュリオ」は教科の枠を超え、生活に結び付けて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に「科学」「国際」「表現」の3領域を設定しています。

 キャリア教育の中核を成す「キャリア桐の葉」は、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学ぶとともに、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉え、学んだことを活用しながら問題解決の筋道を探求。さらに、働くことや学ぶことをテーマにした探究的な学習を通し、社会人・職業人として自立するために必要な能力や態度を築くなど、“生きた教育”を行っています。

interview

日常での何気ない事柄にも疑問を持ち
積極的に答えを求めて「探究心」を磨こう

嶋田 暢也 教頭

適性検査Ⅱでは、身近な事柄を題材にした問題が出されました。問いの中からさまざまな情報を読み取って答えを導いたり、別の視点から考えられる答えを求められたり、“探究する力”が問われた面もありました。探究心を磨くには、日常で多くの体験を積み、疑問を持ったら積極的に考えて解決するように心掛けましょう。保護者の方も子どもに寄り添い、一緒に考える時間が持てるといいですね。

 受検者対象の授業見学会の際に、教員の話を目を輝かせて熱心に聞く子と、学校の設備が気になって「なぜこのような設置を?」と考えている子がいました。この2人は“探究する力”を発揮できたのでしょう、4月からは桐蔭中学生となります。今後の成長が楽しみです。

県立 桐蔭 中学校

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/
備考 ※ホームページで「校長あいさつ」「学校説明」の動画を配信中(11月30日まで)

驚きの合格率!!生徒・保護者・塾の努力の結晶です。

ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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