5月25日は「主婦休みの日」。家事や育児に毎日頑張る主婦が、リフレッシュして元気になる日です。主婦の憧れである料理家の栗原はるみさんは、家事とどう向き合いどんなふうにリフレッシュしているのでしょう。はるみさんのパワーの秘密を聞きました。
主婦休みって?
リビング新聞は5月25日、9月25日、1月25日を「主婦休みの日」として日本記念日協会に登録しています。
リビング和歌山は6月30日までを主婦休み応援月間として、和歌山の元気な主婦を応援します!
プロフィル
栗原はるみ [料理家]
昭和22年生まれ。家庭料理を中心としたレシピが、年代を問わず支持されている。「ごちそうさまが、ききたくて。」(文化出版局)をはじめ著書多数。パーソナルマガジン「haru_mi」(扶桑社)や、テレビ番組などでも活躍中
わき目も振らずに頑張る時間と
楽しみに集中する時間
そのメリハリが大切
「私、家事を休みたいと思ったことがあまりないの。楽しくて!」。取材の冒頭から、フツウの主婦には衝撃的な言葉が。そんな気持ちになれる秘けつは、どこにあるのでしょう?
「別に大したことはしていないのよ。まず朝起きて最低限やるべきことは、わき目も振らずに頑張る。それもできるだけ速い時間でやること」。今日は何分でできるか、集中して家事に向かう様は、まるでアスリートのようです。「こうして時間に余裕ができると、ゆっくりお茶を飲むこともあるし、雑誌を見たり、好きな音楽を聴いたりもします」
メリハリのある生活が、はるみさん流のゆとりを生み出しています。
「料理はもっとおいしく作れないか、日々考えています。定番のポテトサラダも、材料の切り方ひとつで味に変化が生まれるんですよ。ふつう薄切りにするキュウリを3ミリくらいに厚めで切ってみてください。シャリシャリ感が出て、ぐっとおいしくなります。料理がおいしくなるとうれしいし、家族に褒められるのも次のエネルギーになりますね」。家の中にいる時間が多いので、その時間を笑顔で楽しく過ごすことをいつも心がけていると言います。
そして頑張った時は、おいしい白ワインやお気に入りのおせんべい、紅茶などを自分への気楽なご褒美にするそうです。
はるみさんが外出で家を空けるときに工夫していることは?
「家族が大好きなものを作って置いて出掛けます。器の選び方にも心を配って…」
「暮らしの中には、見つけ方次第で小さな楽しみがいっぱい」とはるみさん。忙しい時もホッとひと息つく時も、暮らしを丁寧に愛しんで。それが人生を楽しむ秘けつかもしれません。
定番の料理をはるみさん流でおいしく!
はるみさんの数あるレシピの中から、インタビューにも登場した「ポテトサラダ」と出掛ける際に家族に作り置いた「麻婆春雨」の2品を紹介。
※レシピは「haru_mi vol.35 春」から
撮影/竹内章雄
ポテトサラダ
《材料4人分》
●ジャガイモ・・・3個(500g)●玉ネギ・・・1/4個(50g)●キュウリ・・・1本●塩・・・小さじ1/4●ハム・・・2枚●マヨネーズ・・・大さじ5●塩・こしょう・・・各少々
《作り方》
- ジャガイモは皮ごとよく洗い、蒸気の上がった蒸し器でやわらかくなるまで25~30分蒸す。ジャガイモが熱いうちに皮をむき、木べらなどでつぶす
- キュウリは3mm幅の小口切りにし、塩を振って約5分おき、しんなりしたら水気を絞る
- 玉ネギは薄切りにして2~3分水にさらし、ざるに上げて水気を切って軽く絞る
- ハムは半分に切ってから7~8mm幅に切る。
- ①のジャガイモが冷めたらキュウリ、玉ネギ、ハムを入れ、マヨネーズを加えてさっくりと混ぜる。塩、こしょうで味を調える
麻婆春雨
《材料4人分》
●牛切り落とし肉・・・200g●春雨(乾燥)・・・100g●サラダ油・・・大さじ2●ニンニクのみじん切り・・・大さじ1●ショウガのみじん切り・・・大さじ1●長ネギのみじん切り・・・1/2本分●紹興(しょうこう)酒・・・大さじ2●豆板醤(とうばんじゃん)・・・大さじ1●ごま油・・・少々●ご飯・・・適量
A:スープ(顆粒鶏ガラスープ小さじ2を湯1カップで溶いたもの)、しょうゆ大さじ4、砂糖小さじ1
《作り方》
- ニンニク、ショウガ、長ネギはそれぞれみじん切りに。牛肉は2~3cm大に切る
- 春雨はほぐして熱湯で約3分ほどゆでる。湯を切ってボウルに入れ、ラップをして1~2分蒸らし、食べやすい長さに切る
- 小鍋にAを合わせ、温めておく
- 深めのフライパンにサラダ油を熱し、ニンニク、ショウガ、長ネギを入れて炒め、香りが出たら牛肉を加えて炒める
- 肉の色が変わったら豆板醤を加えて炒め、紹興酒を入れる
- ⑤に温めた③を加え、煮立ったら春雨を加えて少し煮る。火を止め、仕上げにごま油を振り、ご飯とともに
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