資産価値が高く、快適な住まい
マイホームのイメージが固まったら、次は、夢を現実にしてくれる施工会社選びへ。依頼先は大きく分けて、「工務店」「設計事務所」「住宅メーカー」があります。今回は、「旭化成ホームズ和歌山支店」(和歌山市六番丁)の和歌山インター展示場副店長・三木寛太さんに、住宅メーカーならでは家づくりの特徴を聞きました。
全国各地に営業所があり、知名度の高い住宅メーカー。年月をかけて築かれたブランド力や、安定した経営基盤に魅力を感じる人もいるでしょう。その家づくりは、自社工場で生産から加工、組み立てが行われる「工業化住宅」が主流です。「仕様や規格が統一化されているため、品質の安定性が高く、工期が短いのもメリットに挙げられます」と、三木さんは説明します。
家づくりの課程を分業しているのも特徴的。「営業、設計士、インテリアコーディネーター、建築スタッフなど専門知識や技術を持った担当者がきめ細やかに対応します」。自社に研究所があり、技術向上の開発を行っている会社が多いのもポイント。省エネ性や耐震性など住まいの価値を高めつつ、長年にわたって快適に暮らせる家づくりに取り組んでいます。
気になるのがコスト面。住宅メーカーの家は、材料や設備機器を大量発注し、数多く建てることで、建築コストを抑えていますが、人件費や広告宣伝費などの諸経費によって、工務店より初期費用がかかるのが一般的です。一方で、住み始めてからのランニングコストにも注目を。法律で定められる住宅の保証期間は10年ですが、より長期のアフター保証を採用しているメーカーもあります。
「弊社は60年の無料点検を提供しています」と、三木さん。「初期費用だけでなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費までトータルに考える資金計画も大切です」と、最後に話していました。
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「鉄骨造で高い耐震性」を特徴とするメーカーの家の一例(写真提供=旭化成ホームズ)
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