猛暑日のロケなのに
黒い服が多い理由は?

テレビのツムジ

猛暑日のロケなのに
黒い服が多い理由は?

先日、とあるロケへ帯同する機会があった。その日の最高気温は36度。いわゆる、炎天下での街ブラロケである。これは大変そうだと、帽子にハンディーファンと熱中症対策をしてロケへ参加。ロケ自体は、適度な休憩に水分補給をし、無事故で終わった。

本題は、その休憩中にタレントと談笑していた時のことだ。何気なく「別のロケでもそうだったんですが、皆さん黒い服率が高いですよね」と尋ねられた。ふと見れば、技術と制作スタッフの半分が黒い服。「確かに…」と言いかけたところで、恐ろしい事実に気が付いた。それは、黒い服を着ているスタッフのほとんどが中年男性だったのだ。そして、ほとんどが中年太りでおなかがぽっちゃり。自分もそうだから、暑いことよりも、腹を隠そうと黒色を選んだに違いないと推測した。同時に、中年以外のスタッフが限りなく少ないことも実感させられたのだ。カメラマン、放送作家など、テレビ業界で進む高齢化。その事実をまざまざと実感した。このままだと、服は真っ黒、髪は真っ白のスタッフがロケをする時代が来るかもしれない…。

テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける

コーナー

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山9月21日号「和歌の浦誕生1300年 この秋、新たな祭りが開催」
    1300年という長い歴史の中で、歌い継がれる日本遺産・和歌の浦。和歌の聖地としてその魅力と誇りを再…
  2. リビング和歌山9月14日号「3姉妹のママ×タレントのパワーの源は?仕事も育児も全力投球するため “自分ファースト”の気持ちを大切に」
     9月25日は「主婦休みの日」。毎日頑張る皆さんにとって、自分をねぎらい、リフレッシュする時間はと…
  3. リビング和歌山9月7日号「ワークスタイル -これからの“働く”を考える- 暮らしの笑顔を運んでいます」
    男社会ともいわれていたトラック物流業界。法律の改正による労働時間の制限に加え、運転手不足などが社会…
  4. リビング和歌山8月31日号「平安の鼓動を感じて」
     「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて20年。これを記念した「令和の熊野詣」が、9月か…
  5. リビング和歌山8月24日号「すごいぞ!和歌山の底力 健康と美容をサポート 米ぬかに夢と未来を託して」
     人々の健康に対する意識は、コロナ禍を経てますます高まっています。中でも免疫を高める食生活への関心…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2024/9/19

    2024年9月21日号
  2. 2024/9/12

    2024年9月14日号
  3. 2024/9/5

    2024年9月7日号
  4. 2024/8/29

    2024年8月31日号
  5. 2024/8/22

    2024年8月24日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る