行政サービスや生活利便性が高評価
実際にその地に住む人たちの生活満足度を知って、住まい選びの基準の一つに。建設・不動産会社「大東建託」(東京都港区)が運営する「賃貸未来研究所」が、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024 和歌山県版」を公表。上富田町が、住み心地ナンバーワンの町に選ばれました。
同ランキングは19~24年に県内居住の20歳以上の男女合計5892人を対象に調査。居住地を「大変満足」(100点)、「満足」(75点)、「どちらでもない」(50点)、「不満」(25点)、「大変不満」(0点)の5段階で評価して、順位を付けています。
上富田町は、「行政サービス」「親しみやすさ」「物価家賃」「防災」の項目で住民の評価が高く、22年の調査から3年連続で1位に。2位は有田川町、3位は岩出市が続いています。昨年の調査では9位だった岩出市。トップ3位に順位を上げた理由に、和歌山市に隣接し、大阪や奈良へ好アクセスの「交通利便性」や、国道24号線沿いに大手チェーンの飲食店やショッピングモールが点在する「生活利便性」に評点が集中していました。
「住みたい街ランキング」も同時に発表され、こちらは24年に1390人の回答を基に集計。1位に輝いたのは和歌山市で、6年連続で首位をキープしています。2位は東京23区、3位は大阪市北区と、華やかなイメージの都市圏が続きます。一方、「住みたい街が特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」と答えた人は78%と、現在居住する街を肯定する人がほとんど。住んでいる街を評価する結果となっていました。
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