「予算」「広さ」「立地」の条件を整理
家づくりの第一歩ともいえる土地探し。宅地を購入する場合、どのような土地が理想の住まいに適しているのか、疑問や不安は尽きませんよね。そこで、不動産のプロ集団・和歌山県宅地建物取引業協会が解説する新シリーズ、「成功する土地探し」を今号からスタート。初回は入門編として、土地探しの基礎知識について、広報啓発委員長・武田雅博さんに聞きました。
初めての土地購入。「何から始めるべき?」の問いに、「まずは、新居にかけられる『予算』や、希望する『宅地の広さ』『立地条件』をまとめましょう」と、開口一番に答える武田さん。「家を建てるには、土地代や建築費以外にも、各種税金や手数料などの諸費用がかかります。予算を明確にし、その範囲内に収まる土地を探すのが一つのポイントです」とのこと。
併せて、新居の広さや間取り、住みたいエリアや周囲環境などの条件も整理します。「宅地の広さの目安は、家族構成に合った生活空間を中心に、必要であれば庭や駐車場のスペースも加えます」と武田さんはアドバイス。住みたいエリアは、「子どもの校区内」「実家に近い」「通勤に便利」など、自分たちの暮らし方から条件をまとめましょう。「例えば、『予算の上限は1000万円』『4人家族で駐車場スペースが2台分欲しい』『閑静な住宅街がいい』など、希望が明確であるほどターゲットを絞り込めます」と話します。
宅地の予算や条件がある程度まとまったら、不動産業者に相談を。「希望エリア内の坪単価を調べてくれ、土地購入費と照らし合わせて、物件を紹介してくれます」
一方で、「100%希望通りの土地を見つけるのは難しいのが現実」とも。「選択肢を広げるのも、土地探しでは大事。譲れない点、妥協できる点など優先順位を付ければ、理想に近い土地を手に入れられるでしょう」と、最後に話していました。
宅建協会に登録している不動産業者は、協会のホームページを参照
宅建協会ホームページ | https://wakayama-takken.com |
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