1369市区町村からランクイン
大東建託が運営する「賃貸未来研究所」が、居住満足度調査「いい部屋ネット・街の幸福度ランキング2023」の和歌山県版を昨年10月に、全国版を12月に発表。日高郡日高川町が県版で1位、全国版では1369市区町村の中から5位にランクインしました(下記参照)。
同ランキングは、各市区町村の実際の居住者である20歳以上の男女(全国版80万6722人、県版5448人)を対象に、街の幸福度を10段階に設定した問いの回答平均値で作成。19~23年の5年分の回答を累積して集計されています。
日高川町が高評価だった要因について、同研究所の宗健(そうたけし)フェローは、「回答者の属性が平均47歳。結婚率が高く、子どもがいる人は約7割、孫がいる人は2割超えと、家族で共に仲良く暮らしているイメージがあります」と解説。「持ち家率が高いですが、地元出身率は5割を切っています。周辺の自治体からの流入が多いことから、移住に関する取り組みが熱心で人口獲得がうまくいっているのでは」と分析します。日高川町の居住者からは、「家族との時間が持て、健康に過ごせる」「子どもや孫の成長を見守れる。趣味の時間が取れる」といったコメントがみられました。
全国版は、上位10位はすべて郡部に位置する「町・村」の自治体。利便性より暮らしの豊かさによって、幸せになる確率が高い人が住んでいる傾向があると、評価されていました。
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