目標と夢を語れるようなクラブに
少子化の影響やバレーボールの競技人口の減少、指導者不足などにより、和歌山県内にはバレーボール部のない中学校があります。
和歌山市で活動している社会人の9人制バレーボールクラブ「ユナイテッド和歌山」(代表の日置崇晴さん・写真)は、バレーボールがしたくてもできない中学生、指導者がいない中学生らを対象に昨年秋、「中学生バレーボールクラブ・ユナイテッド和歌山」を設立。毎週日曜午後7時から、広瀬小学校で練習会を行っています。
「小学生バレーでは、全国大会で優勝するほど高いレベルの和歌山県ですが、選手たちの進学先の中学校にバレー部がなかったり、バレー部があってもコーチがいなかったりするケースがあります。小学生のころに熱心に取り組んだバレーボールを続けられない子どもたちが多くいることを知りました。そこで、クラブのメンバーと話し合い、バレーボールを続けられる環境づくりが必要であると、中学生のクラブを立ち上げました」と、中学生クラブ発足の動機を話す日置さん。
春高バレーやインターハイ、国体などで活躍した経験豊富な社会人クラブのメンバーらがコーチ陣として協力。子どもの個性を生かす丁寧な指導を心掛けています。
現在、練習会には日進、高積、東、和大附属、河西など、各中学校1年~3年まで約30人が参加。「子どもたちがバレーボールに打ち込める環境を維持継続することと、一人一人が目標と夢を語れるようなクラブをつくりあげたい」と熱く語る日置さん。今年度から、クラブチームが和歌山県中学体育連盟の大会に参加できることになり、所属の中学生らは大喜び。
そこで同クラブは、ユニフォームやボール購入など、チーム活動継続費用の獲得を実現するために、クラウドファンディングを立ち上げ、支援を呼び掛けています。詳細は、下記ウェブへアクセスして確認してください。締め切りは9月15日(金)。
お問い合わせ
ユナイテッド和歌山バレーボールクラブ | 090(1898)9428 |
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クラウドファンディング | https://mobile-app.camp-fire.jp/projects/686354/backers |
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