ことばで広がる絵本の世界 「木」
- 2023/6/29
- 子育て・教育
- ことばで広がる絵本の世界
むかしと いまが
いっしょに いきをしている
木は、一生を同じ場所で過ごし、幹や枝、体を支える根っこは、かつての自分を覆いながら少しずつ太くなっていきます。季節はめぐり、大きな木に成長するまで、どれほど長い年月がたったことでしょう。さまざまな気候を受け、生き物たちと共に“いま”を生き、体の中には、がまんがつまった“むかし”が生きているのです。
彫刻家・佐藤忠良が15年以上に渡り描いた迫力あるデッサンと味わい深い言葉が、生命の尊さを教えてくれます。“木のこぶこぶ”に触ってみたくなりますよ。
和歌山県立紀南図書館
副主査司書 幾代愛
絵本 | 木 佐藤 忠良/画、木島 始/文 (福音館書店) |
---|
関連キーワード