差別やいじめ、虐待、ハラスメント、ドメスティック・バイオレンス(DV)など、一人で悩みを抱えていませんか。法務局では、年齢・性別・国籍に関わらず、皆さんの人権に関する相談に対応。職員や私たち人権擁護委員が話を聞き、人権侵害が疑われる事案に関しては「人権侵犯事件」として調査を行い、仲介や改善を求めるといった救済措置を取っています。
2022年に和歌山地方法務局が受けた人権相談は1314件あり、そのうち「人権侵犯事件」として扱った事案は54件でした。人権侵犯事件の傾向として近年、インターネットに関する相談が増加しています。インターネットは便利な反面、他人への誹謗(ひぼう)中傷やプライバシーの侵害、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上でのいじめの他、ネット上の有害情報が原因で犯罪やトラブルに巻き込まれ、被害に遭うなど、さまざまな問題が発生しています。
被害が大きくなる前に、和歌山地方法務局や市町村が設ける特設人権相談所へお越しください。私たちが解決に向けてサポートします。来所が難しい場合は、電話やインターネット、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の利用を(左記参照)。LINE人権相談では、友達登録すれば1日1回30分を目安に相談できます。相談に関することは、和歌山地方法務局人権擁護課073(422)5131まで問い合わせてください。
(和歌山県人権擁護委員連合会・笠野喜久雄)
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