新型コロナ5類移行で
あれが大変!?
新型コロナが5類相当に移行されて約1カ月。街中ではマスクを外した人も増えたが、テレビの現場でも大きな変化が。その一つに、アクリル板が無くなり、演者同士が近くなった。また、コロナ禍では出演者は最少人数だったが、今でもこの人数でいける、とゲストを増やさない傾向に。それにより出演料も削減できるという訳だ。さらに、ロケをしていたレポーターのマスクも取り外されることに。これが、編集をするディレクターにとっては、大きな弊害を生んでいる。
実は、テクニックの一つとして、レポーターの音声と映像をずらして編集することがある。例えば、空を見て「きれい~!」と言った音声だけを抜き取り、美しい料理が出た時に、その音声を差し込むというやつだ。これが、コロナ禍のマスク着用で口の動きが見えず、容易にできていた。なので、そこで言ったこととは違う音声が、編集により頻繁に差し替えられていたのだ。今でもレポーターの口元があまり映っていなければ、その名残りかも。そのディレクターにとっては、まさに口は災いの元といったところだろう。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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