クイズ形式で交通ルールやマナーを学ぶ
和歌山リビング新聞社が中心となり立ち上げた、社会貢献活動を行う一般財団法人の「リビングソーシャルプロジェクト」は、「新小学1年生・交通安全キャンペーン2023」を展開。小学校の入学シーズンに合わせ、和歌山市、海南市、岩出市の小学校と義務教育学校71校に入学した新小学1年生3434人に交通事故傷害保険付き「こうつうあんぜんてちょう」を配布しました。
同活動は子どもと大人、それぞれの視点で交通安全への意識を高めてもらうのが目的。交通安全諸団体と企業の協力を得ながら、9年前から行っています。
手帳は携帯に便利なA6サイズ、16ページで構成。子ども向けには、和歌山県警のシンボルマスコット「きしゅう君」が登場するなど、イラストで交通安全のルールやマナーをクイズ形式で分かりやすく伝授。楽しく学べる内容になっています。
また、保護者向けには、子どもを事故から守るためのポイントや交通安全の日などを紹介している他、交通安全年間スローガン(子ども部門)と、このキャンペーンの一環として募集した「交通事故防止標語」の入選作品も掲載しています。
4月4日、和歌山市役所で手帳の贈呈式が行われ、同団体の西田弘代表理事から、阿形博司和歌山市教育長に、手帳が手渡されました。
阿形教育長は「毎年、新1年生が保護者とともにこの手帳を見ながら、登下校の途中にある踏切や交差点の渡り方など、学んでいます。手帳を活用し、事故のない和歌山市を目指します」と礼を述べると、西田代表理事は「今後もさまざまなかたちで地域、そして子どもたちに貢献できる活動を継続して行っていきます」と話していました。
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