口から始まる健康づくりvol.58
インプラントのメリット・デメリット
ブリッジや入れ歯との違い
- 2023/1/26
- みんなの健康
- 歯医者さんに聞きました!(口から始まる健康づくり)
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虫歯などの原因により、歯を失ったときの治療法としては、3つの選択肢があります。インプラント、ブリッジ、部分入れ歯です。ブリッジや部分入れ歯は従来から一般的な治療法ですが、最近はインプラントを選ぶ人が増えています。
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料のこと。歯の治療の場合は、あごの骨に埋め込む人工の歯根のことを指します。虫歯や歯周病、外傷などで歯を失った部分のあごの骨にインプラントを埋め、その上に義歯をつけます。素材は主にチタンやチタン合金などでできていて、周囲の骨と結合させることで、天然の歯のようにしっかりと噛(か)むことができます。前歯だけなど、部分的に埋め込むことはもちろん、すべての歯を失ったときにも対応できる治療法です。
インプラント治療では、ブリッジのように残っている健康な歯を削ったり、部分入れ歯のように他の歯に義歯を安定させるための装置をつけたりしません。そのため、周囲への負担を最小限に抑えながら治療が行えます。また、骨は適度な負荷がかからないと痩せてしまいます。あごの骨も、歯の根から直接噛む刺激を与えられないと、その部分が痩せてしまうことがあります。インプラントを埋め込むことで、骨に刺激が伝わります。
デメリットは、インプラントを埋め込むための手術が必要なこと。糖尿病や骨粗しょう症などの持病があったり、健康状態に不安があったりする場合は、治療が受けられないこともあるので注意が必要です。インプラント治療は、基本的に保険適用外。全額患者が負担する自費診療になります。また、難しい症例であればるほど高額になります。また、インプラントは、人工歯をかぶせるまでに一定の期間が必要です。土台となる人工歯根を埋入する、人工歯根が骨と結合するまでの期間を置く、人工歯根と人工歯を結合するための装置を取り付けるといった何段階ものプロセスを踏む必要があるからです。
歯を失った状態のまま過ごしていると、歯並びやかみ合わせの他、発音などの日常生活に大きく影響してきます。快適で健康的な暮らしを送るためにも、信頼できるクリニックで、歯科医師に相談しながら、自分に合った治療を進めてくださいね。
(川崎豪彦)
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