「かかりつけ医」とは、日常的な病気の診療や健康相談などができる身近な医師のことをいいます。かかりつけ医を持つと、体質や生活習慣など一人一人の状態に合わせた適切な診療が受けられます。医師は患者の日頃の健康状態を把握しているので、ちょっとした体調の変化に気付いてもらいやすく、病気の早期発見・予防にもつながります。
ところで、皆さんは体調が悪いと感じた時、いきなり大病院を受診した経験はありませんか?大病院を受診する際、かかりつけ医などの紹介状がないと特別料金(7000円以上)が必要です。かかりつけ医がいると、必要に応じて適切な病院を紹介してくれる上、特別料金を加算されないので医療費の節約にもなります。
また、かかりつけ医とともに「かかりつけ薬局」を持つことをおすすめします。薬局では患者ごとに調剤した薬の情報やアレルギー歴などを記録しています。服用している薬を1つの薬局でまとめて管理することで、同じ薬が処方されていることに気付いたり、飲み合わせを確認したりするのが容易になります。
今年4月からは医師が交付した処方箋を、最大3回まで繰り返し使える「リフィル処方箋」が導入されています。2回目以降は、医師の診断を受けなくても薬が処方されるため、通院の負担を減らすことができます。かかりつけ医や薬局を見つけて健康な毎日を過ごしてくださいね。
(全国健康保険協会和歌山支部企画総務グループ)
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