和歌山の公立中高一貫校 県立 桐蔭 中学校

県立 桐蔭中学校

社会のリーダーとなるべく資質を持つ
“自らの人生を切り拓く人”を目指す

考えを出し合い、学びを深めるグループ学習

考えを出し合い、学びを深めるグループ学習

1879年に和歌山県初の県立中学校として設立された旧制和歌山中学校の流れをくむ、和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校。創立144周年を迎える、県内でも有数の伝統校です。同校が教育指針として掲げるのは、改革への情熱と伝統を重んじる心の育成と、自ら人生を切り拓くリーダー的資質を持つ人材の育成です。さらに、生徒が多様な価値観を学び、国際的な視野で物事を考えることができるような取り組みも進めています。

中学校は2007年に開設され、中高一貫教育が始まりました。特色ある学びで得た専門的な知識・技能や興味、関心を大きく成長させる仕組みが特徴です。知識・技能の基礎・基本を習得し、深化・発展させるとともに、主体的な学びを通して、論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探究心や想像力を伸ばします。また、中高の一貫した学習をより効果的なものにするため、発展的な高校の学習内容の一部を取り入れることもあります。

卒業後は高校普通科に進み、1年時は文系・理系の質の高い学習と、芸術や体育・文系面での教育活動で総合的教養を高めます。2年次以降は進路希望に応じた学習集団の下、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)し、大学進学につなげます。

知性・感性・理性を磨く教育活動
「桐蔭キュリオ」「キャリア桐の葉」

教科学習では実習や実験、グループワーク、発表など生徒が互いに学び合える活動を組み入れた授業を展開しています。また、同校独自の教育活動、「桐蔭キュリオ」と「キャリア桐の葉」により、総合的な人間力を育むことを見据えています。

今年4月に入学した16期生たち。楽しく真剣に学んでいます

今年4月に入学した16期生たち。楽しく真剣に学んでいます

「桐蔭キュリオ」は、教科の枠を超えて、生活に結び付けて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に、「科学」「国際」「表現」の3つの領域を設定しています。「科学」では、身の回りの自然科学的課題を、実験や観察、製作などの活動や、数学・理科の知識を生かして科学的に追究し、問題解決力を身に付けます。「国際」では、国際社会を多角的に捉え、積極的に関わっていこうとする態度と考える力を培います。また「表現」では、言葉に対する興味や関心を高めて言語感覚を磨きながら、さまざまな表現方法で相手に適切に伝えるコミュニケーション力を育成します。

キャリア教育の中核となる「キャリア桐の葉」では、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学ぶとともに、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉えます。また、教科などで学習したことを活用しながら、生徒たちは問題解決の筋道を探究。さらに職業人からの講話や企業訪問などの経験を通して、働くことや職業の意義、勉強する理由、「今、学んでいることが、将来どのように役に立つのか」などの考えを深め、自らの在り方・生き方に迫る、“生きた”キャリア教育にも取り組んでいます。
学校生活は生徒の主体性を重んじながら送られていて、体育大会や文化祭などの学校行事やクラブ、生徒会活動も充実。修学旅行や校外学習でも、生徒が中心となった活動が多く行われています。

topics

生徒会企画で生まれた交流会や、校外学習…
“横・縦の絆”を大切に行事や教育活動が再開

生徒会執行部が企画・運営した交流行事の様子。主体的に行動する桐蔭生らしい取り組みです

生徒会執行部が企画・運営した交流行事の様子。主体的に行動する桐蔭生らしい取り組みです

同学年の“横のつながり”だけじゃなく、異学年の“縦のつながり”も通して、互いを尊重しながら個性を伸ばし、豊かな人間性を育む桐蔭中学校。コロナ禍で通常の学校行事が十分に行われず、生徒同士の親交が深まりにくかった2年間を振り返り、生徒会執行部がこの春、全校生徒が参加する交流行事を新たに企画・運営しました。全学年混合で班を組み、校内を巡るレクリエーションは新入生にも好評。併せて、学年内での交流イベントも各学級・学年の実行委員によって企画・運営されました。

1年生の加太校外学習。郷土和歌山の自然を満喫しながら、体験的な学習が行われました

1年生の加太校外学習。郷土和歌山の自然を満喫しながら、体験的な学習が行われました

直接体験による学びを得られる校外学習も、内容や実施形態を工夫しながら再開。1年生は加太で磯の生き物観察や交流プログラムを、2年生はキャリア桐の葉Ⅱ「和歌山と他府県との比較研究」として奈良を探訪しました。3年生は7月初旬に県内と三重県を訪れる予定です。嶋田暢也教頭は、「校外学習は、教室での学びだけでは感じられない級友の一面を知る機会。親交が深まり、級友に受け入れられている安心感が芽生え、自己肯定感が高まることにもつながります」と話します。

PTA学年別懇談会も3年ぶりに実施。学校の取り組みが説明され、保護者同士の交流も活発に行われました。

県立 桐蔭 中学校

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/

驚きの合格率!!生徒・保護者・塾の努力の結晶です。

ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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