「オモウマい店」
どうしたら通る? その企画
火曜夜7時からの「オモウマい店」(日テレ系)が、視聴率平均10%前後と、好調だ。この番組は、「オモてなしすぎでオモしろいウマい店」を日本中、大捜索するというもの。想像を超えた飲食店のサービスや、店主のキャラクターに笑い、驚き、時にはほっこり泣かせてくれる。本当によく出来た番組だ、と言いたいところだが、一つ疑問が。この企画はどうやって通ったのか?ということ。というのも、よく似た趣旨のものは今までにも多くあった。
例えば、名物店主のいる店、デカ盛りの店などは、雑誌やテレビでも多く取り上げられている。唯一「オモウマい店」が違うのは、スタッフが店へ密着し、裏側に潜むドラマをあぶり出すところ。とはいえ、それを企画書で書いたところで、なかなか通らない。説明がつきにくいからだ。調べると、「オモウマい店」は名古屋・中京テレビの制作。ある番組のフォーマットがあり、始まったという。つまりは、過去の実績があるからこそ、局側もGOサインを出したのだ。企画を通すにも、実績がいるとは…。その実績、どこかで安く売ってないかしら。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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