とにかく目線が重要
主婦目線とタレント目線とは?
とにかく暑いし、とにかく熱い。前者はこの猛暑のことで、後者は今、闘っているアスリートたちだ。そして、もう一つ“あつい”ことが。それは、強引に五輪を開催させた首脳陣たち。もう面の皮が分厚過ぎる。全て国民目線に立っていないことが問題だろう。テレビ業界でも、昔からその目線が重要だといわれている。皆さんは、年に何回、新幹線や飛行機、タクシーに乗るだろうか。月1回あればいい方だと思う。それが一般的な主婦目線だ。具体的にいえば、タレントがよく飛行機、タクシー、新幹線の話をするが、今一つ寄り添えていないことがある。一方、電車、自転車の話だと、「分かる。分かる」と身近に感じてもらえるのだ。なので、よほど突き抜けた話じゃないと、飛行機、新幹線、タクシー話はカットされることが多い。同様に、コンビニよりスーパー、高級寿司よりも回転寿司といった具合に、より主婦目線が求められるケースもある。つまり、あまりにもかけ離れた話ばかりだと、視聴者の共感が得られない。これ、総理の支持率にも表れている気がするのは、僕だけだろうか。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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