和歌山の県立中高一貫校 県立 向陽中学校

和歌山の県立中高一貫校 学校紹介&教頭インタビュー
「入学者選考を振り返って」

 和歌山市に2校ある県立中学校では、それぞれに特色ある学びが展開されています。2021年度の入学者選考を終えた両校の教頭にインタビューをしました。

県立 向陽中学校

人間性と知性を高めて目指す
スケールの大きな地球市民

旧制海草中学校・向陽高等学校の歴史と伝統を背景に、県立向陽中学校は県内初の併設型中高一貫教育校として、2004年に開校されました。自ら勤めて励む「自彊不息(じきょうふそく)」「質実剛健」「文武両道」を校訓に、凡事徹底(当たり前のことを当たり前に)を大切に、学び合い高め合う集団づくりを基盤に学校生活を送ります。

 国際社会に貢献できる真のリーダーを目指すため、教育目標は「豊かな人間性と高い知性を持つ、スケールの大きな地球市民の育成」。その目標に向け、「サイエンス」「コミュニケーション」「環境」の3つのVIEW(ビュー、視野・視点)から教育を展開します。

3つの「VIEW」で独自の教育を展開

 「サイエンス」は理数に関する系統性を重視、「コミュニケーション」は国際化に対する豊かな社会性を育成、「環境」は自然環境の調査や観察などから学ぶ体験型学習を整えます。中でも「環境」は、高等学校環境科学科の教育課程につながるカリキュラムで、情報活用、課題設定・課題探究、ディベートの力を養います。

 授業時間は1時限70分で標準より年間130時間多く実施。また、2017年から5年間、文部科学省の「第3期SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)」に指定。中高一貫校ならではの理数教育プログラムの開発に研さんしています。

 体験活動や学校行事は多彩で、クラブ活動や文化祭には中高合同で行われる場面があり、学年を超えた仲間づくりができ、卒業生を招いた講演会も開催。また、国際交流も盛んで、英国、台湾、中国から生徒が訪れ、互いの文化を学びます。

 

interview

経験や出会いを大切に、思考力や解決力
コミュニケーション力を養おう

樋上 睦芳 教頭

コロナ禍での入学者選考でしたが、受検者の皆さんの柔軟な対応のおかげで滞りなく進行できました。適性検査の作文では、問われたことを文章で表現できないケースが見られました。文章力を付けるには、短文でもいいので毎日書くことを習慣づけるといいですね。向陽生も「生活の記録ノート」を付けることを日課にしています。

 小学校生活では経験や出会いを大切に、思考力や解決力、コミュニケーション力を養ってください。保護者の方も、子どもの好奇心を刺激する体験を心がけ、一緒に楽しんでくださいね。そして、好きなことはトコトン追求! 向陽では多様な生徒が集まって、互いを高め合います。個性が光る人を待っています。

県立 向陽 中学校

名称
県立 向陽 中学校
住所 〒640-8323 和歌山市太田127
電話番号 073(471)0070
HP

http://www.koyo-h.wakayama-c.ed.jp/koyojhs/remove/index.htm

驚きの合格率!!生徒・保護者・塾の努力の結晶です。

ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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