ウィズコロナで
新しいテレビ様式の番組は?
最近、子どもが生まれた友人から聞いた話。知らない人が急にマスクを取ると、赤子が泣くらしい。つまり赤子の常識では、人がマスクをしているのは当然ということだ。テレビ業界も、常識が大きく変わった。大阪に緊急事態宣言が出て、再びスタジオはリモート収録。出演者は別現場からしゃべるが、どうしてもタイムラグが生じる。報道など意見を求められる番組はいいが、会話の間が重要なバラエティーだと勝手が違う。ロケも距離を保持。特に自宅拝見系番組が行きにくい。今後は、撮影方法そのものを考えなければならない。例えば自撮り。今や一億総カメラ時代、住民自ら撮影してもらうという手もあるが、気になるポイントや、より良いカメラサイズを指示するのは難しい。ならば、小型ドローンや人型ロボットをタレントが遠隔操作し、電話を使ってインタビューはどうだろうか。でもこのバッテリーは数分しか持たないらしい。これじゃ取材にならない。まずは長時間持つバッテリーの開発だ。いや、その前に完全なワクチンを。そうすれば、前のようにタレントが面白くロケができるだろう。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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