全国健康保険協会(協会けんぽ)が2018年度から導入した、健康増進への取り組みを評価する「インセンティブ(報奨金)制度」。5つの評価指標で全国47支部を評価するもので、上位23支部には全支部から一律で拠出した財源がインセンティブとして与えられ、保険料の引き下げにつながります。
このほど18年度の実績が発表され、和歌山支部の総実績は17年度の41位と比べて上昇したものの、全国37位(暫定値)。20年度はインセンティブは受けられません。
評価指標の一つである「後発医薬品(ジェネリック)の使用割合」は44位(17年度34位)と順位を下げており、ジェネリックの使用率がインセンティブ制度の順位が低い要因となっています。
そこで和歌山支部では、インセンティブ制度の順位の向上に向けて、ジェネリックの使用促進に力を注いでいます。
ジェネリックとは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に製造・販売された、新薬と同じ有効成分を含む医薬品のこと。新薬より安価なため、患者の自己負担額だけでなく、国の医療費の軽減にもつながります。
同協会では加入者にジェネリック希望の意思を示すシールを配布している他、18歳以上で一定額の軽減が見込まれる人に対して、軽減額を記載した通知を年2回(8月と2月頃)送付しています。同支部の担当者は「ジェネリックの使用は、国の目標として“20年9月までに使用割合を80%とし、できる限り早期に達成する”となっています。医療費の抑制につながるだけでなく、当支部の健康保険料率にも反映されるので、ご協力をお願いします」と話しています。
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