行き場を失った食材たちの有効活用にも
地域の子どもや家族に無償で食事を提供する「おのみなとこども食堂」(和歌山市下町38、天理教紀ノ川分教会内)。これまで月に1回開催してきた子ども食堂は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、3月から活動を休止。そんな中、休校の影響で学童保育に通う子どもたちに無償でお弁当を提供したり、また地域の飲食店の協力を募り、子どもたちにテークアウトの食事をプレゼントするなどの企画を行ってきました。現在は、和歌山市内のひとり親家庭を対象に「応援キャンペーン」として、お米やさまざまな食材、お菓子などを無償で提供中です。
「こども食堂に寄付される食材だけでなく、今回のコロナ禍で出荷できなくなった農作物が届いたり、フードバンクから食品が届いたり…。中には賞味期限が近づいて行き場を失ったものもありますが、ここに集まるたくさんの“食べ物”をできるだけ多くのひとり親家庭に届けたい」と話す、おのみなとこども食堂の岡定紀さん。こうした品々に加え、寄付金で和歌山県産のお米を購入。組み合わせて、ひとり親家庭に提供しています。
7月初旬に訪ねてきたシングルマザ―は、「中学1年生になる長男が食べ盛りなので、本当に助かっています。休校中は給食がなかった分、食費がかさんで大変でした。また、いただく食品には、普段自分では購入しない物もあって、料理のレパートリーが増えて食卓がにぎやかになります。小学1年生の長女は、お菓子を喜んでいました」と話します。
希望者は、おのみなとこども食堂のLINE(https://line.me/R/ti/p/%40tik4851n)、またはメール(onominatokodomo@gmail.com)で申し込みを。
お問い合わせ先 | 岡さん |
---|---|
電話番号 | 090(8538)7949 |
関連キーワード