マイホームに夢を膨らませながら、情報を集めていると、「「ZEH(ゼッチ)」「HEMS(ヘムス)」など、聞き慣れない言葉が次から次へと出てきませんか。本シリーズでは、知っておきたいイマドキの“住宅キーワード”を解説していきます。
第1回は、「IoT(アイ・オー・ティー)住宅」。「Iot」は、身の回りのあらゆるものがインターネットにつながることを指します。つまり、「IoT住宅」は、テクノロジーで住まいと暮らしをより効率よく快適につなげたおうち。通信移動システムが「4G」から「5G」に完全移行されると、“生活行動の8割自動化”も夢ではないそうで…。
「究極は、遠隔介護が可能になるのではないかと。AI(人工知能)が生活パターンに合わせて、身の回りのことをサポート。車椅子は自動で動き、トイレに座ると健康チェックができて、異変が見受けられれば各所に連絡が入り、タクシーが自宅前までお出迎え…、なんてことも夢物語ではありません。だって、数年前には考えられなかった、“アレクサ、照明を消して”が今は実現できるようになっていますからね」と話すのは、Iotで未来志向のまちづくりを目指すトヨタ自動車とパナソニックの合弁会社「プライムライフテクノロジーズ」の子会社「ミサワホーム近畿和歌山支店」(和歌山市九番丁)の営業担当。
また、同社の一級建築士は、「そこまではいかなくても、玄関の鍵の開閉、エアコンのオン・オフ、来訪者確認など、スマートフォンを介して“家の管理”ができるようにしてほしいという依頼を受け、設計・施工した事例はあります」と。さらに、「もともと住宅業界のIot化は、太陽光発電の発電量の“見える化”からスタートして、それが水道やガスのライフラインに発展。なおかつ、インターネットの普及により、住宅設備、家電へと広がり、省エネに加え、見守り、セキュリティー、快適性…と、暮らしの“近未来化”が進んでいます」と教えてくれました。
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