在阪制作スタッフ間の
超個人的流行語は「カレー」!?
毎年12月初旬に発表される新語・流行語大賞。今年は17年ぶりにお笑い界からのノミネートが無いと話題になっている。「闇営業」という最も芸人をざわつかせた言葉がノミネートされているので、替わりといったところか。他にテレビ関連でいえば、ドラマ「あな番」ぐらいで、業界的には寂しい限り。では、在阪制作スタッフの中で今年、はやった言葉とは何か…? 僕の周りだけかもしれないが、一つある。「50前のカレー屋」だ。今年、50歳前後の制作会社ディレクター数人が、急に別々のカレー屋を始めだしたのだ。副業の人もいれば、専業の人も。先述の流行語と同様、衰退していくテレビ業界への不安から、別の道を模索した結果だと思う。それに昨今、スパイスカレー・ブームとあって、ニーズはあるはずだ。しかも、カレー屋は回転率も良いし、当たればデカい。各ディレクターは過去に、店を取材し、そのうま味が分かっていたのだろう。今年、「え?あの人もカレー屋を!?」と何度言ったことか。来年の個人的流行語は、「え? カレー辞めてラーメン!?」とならないことだけを祈るばかりだ。
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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