番組の寿命が分かる3つのポイントとは!?
オーストラリアの国民調査によれば、1日1時間座ると人生の寿命が22分縮まるらしい。一方、アメリカのガン研究所によると、1日2~3杯コーヒーを飲む男性は、飲まない男性よりも長生きする確率が10%高いという。これらの統計から分かるのは、1日7時間以上座りながらコーヒーを3杯飲む僕の寿命は、非常にあやふや…。
しかし、番組の寿命はある程度分かる。そのポイントは主に3つ。まずは企画のマイナーチェンジが多くなったとき。トーク番組なのに、急にグルメコーナーができたりもする。視聴率の見込める企画で挽回を、という意図だ。次に、メーンMC以外の出演者を一掃するときである。メーンは事務所の影響力もあるから外せないが、周りを人気タレントで固めようという魂胆。タイトルを少し変え、同じ時間に新番組を始めることもある。3つ目は、平日の番組を土日のお昼に再放送し出したとき。平日だと数字が取れず、番組を認知してもらうためである。この3つ全てに当てはまる番組の寿命はあとわずかだ。この連載も突然、グルメ企画に変わらぬよう、精進せねば。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「関西情報ネットten!」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
※次回は11月22日号に掲載
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