4人世帯で4LDK2000万円前後
そろそろマイホームをと考えている皆さん、一戸建てですか? マンションを希望しますか? 高層マンションが林立する都心と違って、和歌山県では、「マイホーム=一戸建て」をイメージする人が多いはず。といっても、“一戸建て”にも、 「建売住宅」「注文住宅」「規格住宅」「中古住宅」があり、どれを選択するかは、価値観や予算、住まい方によって異なります。それぞれの特徴について全4回のシリーズで紹介。初回は、和歌山県内に数多くの分譲地を持ち、建売住宅の販売実績を伸ばす「アズマハウス」(和歌山市黒田)の営業部・平山豊和部長に、「建売住宅」について聞きました。
「ここ10年くらい、建売住宅の販売棟数が伸びてきています。共働き世帯が増え、家づくりに時間をかけられないという人が増えているのと、住まいに対する価値観が変わってきた影響だと思います」と平山部長。
建売住宅といえば、間取りと内装・外装デザインが決まっていて、それを望まない人たちが注文住宅を建てるわけですが、最近の若い世代は、デザインや設備を目で見て確かめられるのも購入の決め手になっているのだとか。もちろん、注文住宅よりは安価で手に入れられるということもありますが…。
「“万人受け”するデザインで、設備も標準的なものが備わっているので、“ハズレ”はまずないでしょう。たいていの物件は、夫婦に子ども2人の4人世帯を想定してつくられています。和歌山であれば、間取りは4LDK、車2・3台の駐車スペースで、土地・建物込み2000万円前後というのが一般的。立地や土地の広さで微妙な価格差が出てきます」と平山部長は説明します。
建売住宅を購入するポイントとしては、まずは立地を決めること、そして、予算内でいかに“理想に近い物件”を見つけられるか。「完成物件であれば、即入居も可能ですが、建設途中の同等の物件を一度は見ておくことをおすすめします。完成後は、構造部分が見えませんからね。周辺の朝・昼・夜の環境もよくチェックして!」とアドバイスしてくれました。
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