和歌山の公立中高一貫校 県立 桐蔭 中学校

中高一貫の系統的・継続的教育で
リーダーになるべく人材を育成

「自ら人生を切り拓(ひら)く人を育てます」をポリシーに掲げる和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校。前身の旧制和歌山中学校の創設から141年、桐蔭中学校開設から13年を迎え、社会のリーダーとなるべき資質を備えた人材の育成に尽力しています。

桐蔭中学校の特色ある学びで得た専門的な知識・技能や興味関心を、大きく成長させる仕組みが桐蔭の中高一貫教育。知識・技能の基礎・基本を確実に習得し、深化・発展させるとともに、主体的な学びを通して論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を育み、探究心や創造力を伸ばす教育が実践されています。卒業後は全員が高校普通科に進み、1年次は数理教育を基本としながら、文系の難関大学進学希望者が深く学べるような科目選択もできます。2年次以降は進路希望に応じた学習集団のもと、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)し、大学進学につなげます。

3年を通して学ぶ独自の教育活動
「桐蔭キュリオ」「キャリア桐の葉」

学習発表会の一環として行われる群読の様子

 教科学習では、実習や実験、グループワーク、発表など、生徒が互いに学び会える活動を組み入れた授業を展開。桐蔭独自の教育活動として取り組まれているのが、「桐蔭キュリオ」と「キャリア桐の葉」です。桐蔭キュリオでは、教科の枠を超えて、生活に結びつけて深く学び、新たな発想や視点を持つ力を養うことを目的に、「科学」「国際」「表現」の3つの領域を設定。「科学」では、身の回りの自然科学的課題を、実験や観察、製作などの活動や数学・理科の知識を生かして科学的に追求し、問題解決力を身に付けます。「国際」は、国際社会を多角的に捉え、積極的に関わっていこうとする態度と考える力を培います。「表現」では、言葉に対する興味や関心を高めて言語感覚を磨き、さまざまな表現方法で相手に適切に伝えるコミュニケーション力を育成します。

和歌山の自然の素晴らしさについてのポスターセッションの様子

 キャリア教育の中核となっている「キャリア桐の葉」では、和歌山県の自然や文化、歴史、科学技術などを学ぶとともに、幅広い視野で自らを取り巻く対象を捉え、教科などで学習したことを活用しながら、生徒たちは問題解決の筋道を探求。さらに、働くことや職業の意義について考え、職業人からの講話、大学や企業への訪問、5日間の職場体験などの実体験を交えることで、社会人・職業人として自立していくために必要な基盤となる能力や態度を築くなど、まさしく“生きたキャリア教育”に取り組んでいます。

Topics

今年度から始まる“新しい50分授業”で
自ら主体的に学ぶ生徒を育てる

授業では生徒同士が自分の意見を伝え合うシーンも

桐蔭高校学科改編に伴い、桐蔭中学校でも今年度から50分授業がスタート。授業時間数の効果的確保や、要点を絞った授業展開による生徒の集中力の向上などが狙いです。

加えて、桐蔭中学校が今後目指すのは、自律的に勉強する生徒を育てる授業スタイルの確立。「今までの65分授業でも、教員が時間内で生徒が深く学べる授業展開をしていましたし、生徒たちもそれを受けて一生懸命取り組んでいました」と話すのは、嶋田暢也教頭。その一方で、授業だけで満足してしまい、生徒たちの「もっと知りたい・力を付けたい」という気持ちを十分に刺激しているだろうか、との思いもあったそう。「今後は“授業の満足”にプラスし、生徒たちが主体的に学習活動をし、より深い学びに到達できる授業改善に取り組みます。グループ活動やクラスメートとの協働作業を通し、基礎基本の知識・技能の習得度や観察力、洞察力、発表力など生徒が自分のレベルを自覚し、自ら改善して工夫するように仕向けられたら。宿題についても、家庭で何をするかも含めた授業内容で、授業と家庭学習が有機的に機能し合えればと思います」と嶋田教頭。「『桐蔭に行ったら、自分から進んで勉強するようになるで』といわれるような学校を目指したいですね」と抱負を述べました。

各自で英語スピーチの練習(左)、図書館で調べ学習(右)

オープンスクール2019年11月9日(土)午前 ※詳細は後日発表

県立 桐蔭 中学校

名称
県立 桐蔭 中学校
住所 〒640-8137 和歌山市吹上5-6-18
電話番号 073(436)7755
HP

http://www.toin-h.wakayama- c.ed.jp/toinjhs/

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ちゃぁるず

子育てママ応援スペシャルちゃあるず2019年3月16日号

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