一人遊びを始めたら集中力が育つサイン声をかけずに見守ろう

子どもはお母さんが大好き。お母さんを探して後追いをする子は多いものです。「自分の時間がない!」と嘆いた経験のあるお母さんは多いことでしょう。ところが、2歳くらいになると、静かになったと思ったら一人で遊んでいる、ということが出てきます。気になって「お母さんも一緒に遊ぼうか」「一人で何をしているの?」と声をかけてしまいがちですが、一人遊びをしている子に声をかけるのはご法度。せっかく育んでいる集中力を途切らせてしまいます。

一人遊びは単なる遊びではなく、探求の意味合いが強いもの。「これはどうなってる?」「こうしたらどうなる?」と興味を持ったことを試し、体験で学ぶ繰り返しが集中力を育みます。一人遊びの時間が伸びるほど、集中できる時間も増えます。一人遊びを見つけたら、できる限り声をかけずに見守りましょう。どれくらい続くか、ゲーム感覚で測ってみるのもいいでしょう。十分に探求して満足したら「ママ〜」と甘えてくるかもしれませんし、うまくいかずにぐずることもあるでしょう。そんなときはしっかりと受け止め、「楽しかったね」「難しかったのね」と、子どもの気持ちを言葉にしてあげてください。お母さんが理解してくれると分かったら、安心して新たな取り組みを始められます。

集中は知能の著しい発達につながります。作っては壊しを繰り返せる積み木やブロックのようなおもちゃがおすすめ。じっくり一人で遊べる環境と整えて、知能の育ちを助けましょう。

著者むらたますみ
キッズコーチングシニアトレーナー
監修竹内エリカ
幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長

子育て・教育

関連キーワード

 

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

交通安全キャンペーン2024 贈呈式

おすすめ記事

  1. リビング和歌山2025年4月12日号「地域を変える! サテライトやシェアオフィスからビジネス創出へ」
    多様な働き方が求められる現在、本来のオフィスとは離れた場所で仕事ができる「サテライトオフィス」など…
  2. リビング和歌山2025年4月5日号「関西パビリオン・和歌山ゾーンの魅力に迫る いよいよ開幕、万博へ!」
     開幕に向け、注目が高まる“大阪・関西万博”。会場に足を運んでみないと分からない楽しさやワクワクが…
  3. リビング和歌山2025年3月29日号「学びたい気持ちを応援! 4月から国の新制度がスタート 子ども3人以上で大学無償化」
    2025年4月から、扶養される子どもが3人以上いる全ての多子世帯を対象に、大学や専門学校などの入学…
  4. リビング和歌山2025年3月22日号「和歌山県、旬の魚を訪ねて漁港巡り 伝統漁法と海の環境に恵まれた加太漁港」
     「さかなをたべよう!」キャンペーンを展開中の全国リビング新聞ネットワーク。今回は和歌山市の加太(…
  5. リビング和歌山2025年3月15日号「べらぼうな才能を発揮! 田沼意次のルーツは和歌山にあり! 」
    NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に登場する老中・田沼意次(演・渡辺謙)。田沼家は意次…
リビングカルチャー倶楽部
夢いっぱい保育園

お知らせ

  1. 2025/4/10

    2025年4月12日号
  2. 2025/4/3

    2025年4月5日号
  3. 2025/3/27

    2025年3月29日号
  4. 2025/3/20

    2025年3月22日号
  5. 2025/3/13

    2025年3月15日号
一覧

アーカイブ一覧

ページ上部へ戻る