副業ってもうかるの?
その意外な効果とは!?
よく「放送作家って、どんなことをするんですか?」と聞かれるが、僕もあまり分かっていない。番組に携わる書きものをすれば、それ以外のコラムや小説も書くこともある。また、企業の商品アイデアを考えたり、政治の世界に飛び込む人も。つまり面白いと思えば、何でもする。まさに万年副業状態だ。同じように最近、絵や映画などの分野で芸人の副業が取りざたされている。中でも今、注目されているが、芸人の“脇役”という副業だ。例えば、「下町ロケット2」(MBS日曜夜9時)。イモトアヤコ、我が家・坪倉、内場勝則、立川談春など、前作同様に多くの芸人が出演。日曜夜だし、幅広い世代に受けるような布陣で挑んだのだろう。内場勝則は新喜劇でなじみがある関西圏の視聴者に、イモトアヤコは「イッテQ」好きの子ども層に、といった具合だ。また、自身が出演したバラエティーやラジオでドラマ話をするので、自然と番組宣伝となる。双方おいしい仕組みなのだ。そんな良い副業があれば、僕なら本業にする。このコラムのタイトルから「放送作家」が抜けたら、そういうことだ。
※次回は11月24日号に掲載
文:岡内義人
読売テレビ「土曜はダメよ」「かんさい情報ネットten.」、ABCラジオ「征平・吉弥の土曜も全開」など番組構成や、テレビCMなどを手がける
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