くじらの博物館を舞台にした映画
「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」
イオンシネマ和歌山、ジストシネマ和歌山・南紀で公開中
和歌山の魅力が詰まった青春映画
クジラしか飼育されていない「太地町立くじらの博物館」。来場者が年々減少し、スタッフも次々に辞めていく中、クジラを愛してやまない青年・鯨井太一が、飼育員のリーダーに任命されます。ベテランスタッフはそれに反発、来場者数も依然として伸びず…。そんなとき、太一は博物館を盛り上げるため、東京からやって来た「日本一のトレーナー」を夢見る唯、学芸員の望美を巻き込んで、ある作戦を実行することに。
新進気鋭・藤原知之監督による、太地町のくじらの博物館を舞台にした映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」が、イオンシネマ和歌山、ジストシネマ和歌山・南紀で公開中。主要キャストの矢野聖人さん、武田梨奈さん、岡本玲さんにインタビュー。
―それぞれが演じる役柄は
矢野「主人公の太一は、“クジラバカ”といわれるほどクジラが大好きで、一見つかみ所のないキャラクター。普通の人すぎないよう、極端に変わった人にならないよう心掛けて演じました」
武田「私は、東京から来たトレーナーの唯という役なんですが、負けず嫌いなところが似ているかも。クジラの背中に乗る“サーフィン”に挑戦するシーンは、最初は不安でした。でも練習を重ねるうちに、何度もクジラと気持ちが通じ合う瞬間があって感動しました」
岡本「地元である和歌山を舞台にした作品に出るのは初めてで、素直にうれしいです! 博物館の学芸員の望美という役を演じています。控えめな性格ですが、太一や周囲に引っ張られて変わっていきます」
―リビング読者にメッセージを
矢野「僕自身、初主演映画なので思い入れが深いです。自然の美しさ、クジラの尊さ、和歌山の魅力がたくさん描かれている映画です。ぜひ観て楽しんでほしい」
武田「数ある青春映画とは、ちょっと違った映画に仕上がっています。和歌山県民の皆さんには、きっと何か感じてもらえるはず。映画を観て一緒に盛り上げてください!」
岡本「オファーを受けたときは、捕鯨の問題について学んできたこともあり、複雑な気持ちでしたが、この作品は捕鯨の是非ではなく、何かを「好き」だと思える純粋な気持ちが描かれていると思います。観た人にあたたかな気持ちが伝えられたらうれしいです」
映画は、11月3日(祝)から全国でも公開。
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