豊かな言葉の蓄積が人間関係の基になる 形容詞で話しかけよう
- 2018/6/28
- 子育て・教育
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豊かな言葉の蓄積が人間関係の基になる 形容詞で話しかけよう
突然ですが、質問です。お子さんにどんな人になって欲しいですか?
「優秀で人をリードできる人に」「優しくて人に好かれる人に」「社会的に成功できる人に」「ただただ幸せに」…、いろいろな答えがあることでしょう。お母さんの願いがどんなものであったとしても、共通する資質がひとつ必要になります。それが、コミュニケーション能力。自分の気持ちを相手に届け、相手の思いを受け取る能力です。自分の気持ちを言葉で主張できる子は、相手の気持ちを理解できます。それは、思いやりにつながり、円滑な人間関係を築く基礎になるのです。
とはいえ、まだしっかりと話せない小さな子どもに、お母さんは何をしたらいいの?と思うことでしょう。とっても簡単にできること、それは形容詞で話しかけること。形容詞とは「楽しい・暑い・おいしい・うるさい・大きい」など、五感に関すること、気持ちに関することを表す言葉です。「〜い」で終わる言葉と覚えれば良いでしょう。小さいころから、たくさんの形容詞を知っていると、自分の思いを言葉にすることに役立ちます。言葉で説明できるので、イヤイヤ期も楽になるといわれています。
「まだ話さないうちの子には早いのでは?」という心配はいりません。まだ話せない赤ちゃんにも、お母さんの言葉はちゃんと届いて蓄積されていきます。ぜひ、たくさんの形容詞を使って話しかけてあげてください。自分で話し始めたら、その蓄積が大いに役立つことでしょう。
著者 | むらたますみ キッズコーチングシニアトレーナー |
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監修 | 竹内エリカ 幼児教育者、日本キッズコーチング協会理事長 |
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