雑菌まみれ汚肌になる前に!
メイクの汚道具をお掃除
- 2018/6/14
- フロント特集
メイク道具の手入れは、どのくらいの頻度で行っていますか? “顔は毎日洗うけれど、メイク道具は・・・”という人も少なくないのでは。今回はメイク道具の掃除の仕方を紹介します。
メイクの仕上がりは道具で差がつく
洗わずに放っておくと菌が繁殖
“メイクをすると肌が荒れる”“きれいに化粧がのらない”などのトラブルを感じている人はいませんか…。もしかすると、メイク道具の汚れが原因かもしれません。
「メイクの仕上がりは、道具で差がつくともいわれるほど、肌と同じように手入れが大切です。ブラシやスポンジが汚れていると、化粧をしたとき、ムラや凹凸が出て、自然な感じに仕上がりません」と話すのは、メイクアップアーティストで、アイシーアイ化粧品岩出店店長の内芝恵里奈さん。
「使うたびに化粧品の成分だけではなく、皮脂や汗、老廃物などが付着します。洗わずに放っておくと、皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖したりして大変なことになります」と説明します。
せっかく朝洗顔して肌をきれいにしても、汚れた道具で肌に付けていては、台無しですよね。これからの梅雨時期は湿気があるので、さらに雑菌の温床になることも。
プロのメイクアップアーティストは、美しくメイクをするために、道具を常に清潔に保っているとのこと。メイクのテクニックも大切ですが、自分の使用している道具のことを少しだけ意識してみませんか。
内芝さんにお手入れの仕方などを教えてもらいます。
毎日使うからこそ清潔をキープ
メイク道具は直接肌に触れるものだからこそ、清潔に保っておきたいものです。日々の基本的な手入れの仕方をマスターしましょう!
ゴムの部分の汚れは、アルコールが入ったウエットティッシュで汚れを拭き取りましょう。ゴムは劣化するので、定期的に交換を
ぬるま湯に市販のブラシ専用の洗剤、または中性洗剤を少量入れ、優しく振り洗いします。化粧品が付着するなどし、毛先が広がってきたら洗いましょう
水が透明になるまで、しっかりとすすぎ、ブラシの付け根から先に向かって手で軽く絞ります。その後、タオルで水分を取り、ブラシの形を整えます
乾いたタオルの上に寝かせるか、コップに立てて陰干しをします。生乾きは雑菌が発生しやすくなり、肌にもブラシにも悪いので、しっかりと乾かしましょう
汚れている部分に、化粧用のクレンジング剤をつけ、手でなじませます(パフも同じ)。1週間に1回など、定期的に手入れを
汚れている部分を指でつまみながら、細かくもみ洗いをします。スポンジの汚れが浮かび上がってきたら、ぬるま湯ですすぎます
薄めた中性洗剤、または固形石けんを使って、再び優しくもみ洗いをします。スポンジから汚れや泡が出なくなるまで、丁寧にすすぎます
タオルで水分を取り、乾いたタオルの上に寝かせるか、洗濯ばさみで止めて、陰干しをしましょう。直射日光に当たると劣化するので注意を
Q スポンジの取り替え時期はいつ
A毎回、化粧品で汚れていない面を使うのが理想。こまめに洗い、スポンジが固くなったり、表面がボロボロになったりする前に交換を
Q ブラシは洗いすぎても大丈夫?
A毛質によっては、洗いすぎは劣化の原因に。洗いたてと比べて(右)、毛先が広がったり(左)、化粧のノリが悪くなったりしたら、洗うようにしましょう
Q 道具をきれいに保つコツを教えて
Aブラシやスポンジだけではなく、化粧品のケースやポーチもお掃除。ケースは常時、ティッシュで汚れを拭き取り、ポーチは時々、丸洗いをしてくださいね
Q もっと化粧ののりを良くするには
A基礎のスキンケアが大切。夏場は水分が不足するので、しっかりと保湿することで、化粧のりも持ちも良くなります