水辺を歩こう 未来につながる魅力を求めて

和歌山市の中心市街地を流れる「市堀川」。今、この水辺をまちづくりに生かそうという動きが活発になってきています。9月30日(土)~11月5日(日)には、周辺の水辺環境を活用するイベント「ワカリバ」が、社会実験として行われます。水辺にぐっと近づいてみませんか。

公共の場としての機能を持ちつつ
市民や民間が活用してにぎわい創出

昨年12月、和歌山市から業務委託を受け、同市のまちづくり会社「紀州まちづくり舎」と、日本各地で水辺の空間活用をコンサルティングする「水辺総研」が中心となる「わかやま水辺プロジェクト」が発足。市街地を流れる内川を調査し、新たな価値を創出しようと活動を重ねています。

昨年度は、地域住民や商店経営者などが水辺についてオープンに議論し、ともに今後を考える「ミズベ会議」や、ワークショップを交えたシンポジウムなどを開催してきました。そんな中、「きれいな川、自然豊かに」「憩いの場に」「クルーズや水上アクティビティーができる川に」「マルシェでにぎわい」などの声が上がり、同プロジェクトは将来に向けたビジョンを作成。その一環として、9月30日(土)〜11月5日(日)、市堀川沿いを舞台に「ワカリバ」を開催します(2面参照)。このイベントを通して〝社会実験〞を行い、河川や水辺空間を民間がどのように活用できるか、地域のにぎわい創出につながるかなどが検証されます。

約50年来、活動を続けてきた「内川をきれいにする会」の野井和重副会長は、「子どもたちが水遊びできるような川を取り戻したい。そのためには、現状を知ってもらうことが大切。多くの人が川に注目し、関心を持つきっかけになれば」と話しています。

水辺はもっと活用できる


「わかやま水辺プロジェクト」が、“社会実験”と位置づけたイベント「ワカリバ」を開催します(イベントについては下記参照)。同プロジェクトでチーフディレクターを務める三浦研祐さんに、ワカリバの舞台となる市堀川沿いを案内してもらいました。数ある中から、おすすめのスポットを紹介します(その1~その5)。

「人の注目が集まれば、もっと川はきれいになるはず」と話す三浦さん。あなたも水辺を歩いてみて、未来につながる魅力を見つけてください。

市堀川で遊覧船やカヌー体験などさまざまな水上アクティビティーが計画。

京橋駐車場エリアにプラットホーム拠点
MIZUBE COMMON(ミズベ・コモン)

芝生広場にミニステージ、テントを設置し、飲食や物販、展示、イベントなどが行われる拠点が登場します。

ベンチやオープンカフェで くつろぎ空間が広がる
水辺の遊歩道に新たにベンチが設置、また週末にはオープンカフェが登場するなど、水辺の滞留性が高まります。

夜も楽しめる水辺
独自のイルミネーションが出現!遊歩道を夜も楽しめたり、飲食店がテラス席を設置するなど、夜も楽しめる空間が広がります。

水辺のマルシェ【10月中の毎週水曜】
ぶらくり丁の「ポポロハスマーケット」がコラボ。MIZUBE COMMONでマルシェが開かれます。


WASSUP cafe by THE SPACE

(ワサップカフェ)※期間中毎日SUP(スタンディング・アップ・パドルボード)のレンタルをしてるカフェがMIZUBE COMMONに常設。土・日曜、祝日は体験スクールもあります。

※市堀川の水辺やMIZUBE COMMONを利用したい人は水辺プロジェクトまで

内川スタディークルーズ


10月1日(日)
①午前10時②11時③午後1時④2時⑤3時
和歌川まで航行。無料。募集人員50人程度(予約制、空きがあれば当日乗船可)

問い合わせ 内川をきれいにする会・野井さん
電話 090(3277)9301
または073(433)2636

詳しいイベントのスケジュールはホームページで更新されます

ホームページ https://www.wakayamamizube.com/
問い合わせ わかやま水辺プロジェクト(紀州まちづくり舎内)
電話 073(425)8583

窓一面から水辺の景色が視界に飛び込んできます

和歌山の地酒BAR(バー) 水辺座

「まちの裏側だった水辺をオモテに!」をコンセプトに、リノベーションで誕生した和歌山の地酒が楽しめるバー。お座敷から市堀川を一望できます。夕日が沈むころの景色が、とってもきれい。

電話 050(3709)4964
住所 和歌山市元博労町53
営業時間 午後5時~深夜0時
定休日 月曜

ローストビーフ丼(700円)

Cafe29(カフェ・にく)

和歌山県ミートビル一角にある熟成葡萄(ぶどう)肉のステーキとローストビーフがメインのお店。平日の昼限定で営業。店内はカウンター席でイートインもでき、テークアウトの弁当や丼が人気。

電話 073(423)8689
住所 和歌山市ト半町33ミートビル1階
営業時間 午前10時半~午後1時半
定休日 土・日曜、祝日

単品「しゃけ」「葉唐辛子」各250円

むすび家

おむすび専門店。あったかいご飯一粒一粒をしっかりかんで味わえ、具材とのハーモニーが絶妙。「沖縄北谷の塩むすび」(150円)から。夜には具だくさん汁物と一品のセットも。

電話 090(6607)3108
または073(488)8088SANDOYA
住所 和歌山市福町28ハウスブルーネ101
営業時間 午前11時~午後2時、月・火・金曜は午後5時~10時も営業
定休日 土・日曜、祝日

3階席も予約でランチタイムの利用OK

厨房・十(じゅう)

京橋のすぐ横、2階のカウンター席から水辺を眺めて食事を楽しんで。地元の魚介や野菜にこだわる料理を提供。ランチは副菜3品にご飯、汁物、香の物に選べるメイン料理1品で950円、2品で1274円。

電話 073(488)3399
住所 和歌山市本町1-1サンケイ京橋ビル2・3階
営業時間 午前11時~午後2時(OS1時半)、午後5時~深夜0時(フードOS10時半、ドリンクOS11時半)
定休日 月曜


市堀川遊歩道

午前9時~午後5時は川沿いの遊歩道が開放されています(1月4日~12月28日)。左岸は、寄合橋から城北橋、京橋、堀詰橋を経て鍛治橋まで、途中橋に上がったりしながらもずっと川伝いを歩くことができます。いつもと違う視点でまちを眺めながら、歩きませんか。

テラス席あり

No.11(ヌメロ・オンセ)

倉庫をリノベーションしたカフェ&バー。ランチも営業。夜はフードメニューやアルコールが充実。

電話 073(425)1222
住所 和歌山市十一番丁16
営業時間 午前11時半~OS午後2時半、午後6時~深夜1時(金・土曜は2時まで)
定休日 土・日曜、祝日の昼と月曜

テラス席で水辺焼き肉

水辺焼肉 meat×meet

ミートビルを“肉の聖地に”とオープンした焼き肉店。テラス席を設けて常設の“水辺焼き肉”を計画中。

電話 073(488)1129
住所 和歌山市ト半町33ミートビル1階
営業時間 火~木曜午後5時~10時(OS9時)、金・土曜午後5時~11時(OS10時)
定休日 日・月曜

夜のテラス席あり

GRASS(グラス)

川沿いのビル地下1階にあるバー。橋のたもとから階段を下ってお店に入るアプローチがいい。

電話 073(436)3654
住所 和歌山市十二番丁3-2ザ・キャナルビル地下1階
営業時間 午後7時~深夜3時
定休日 月曜

Rogé (ロジェ)

窓に川の風景が広がり、おしゃれな空間でお酒を楽しめるバー。川面に映る夕日が美しく、夕暮れ時を狙って訪れる常連客も。時間ごとに異なる表情を見せる景色にグラスを傾けて。

電話 073(433)6691
住所 和歌山市元博労町55 1階
営業時間 午後5時~深夜2時
定休日 日曜



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