今年度の民間住宅ローン利用者の実態 金利タイプの構成比は変動型が約5割

無理のない、自分に合った方法を選んで
マイホームを建てる際、気になるのが住宅ローンの金利の動向。返済期間中ずっと金利が固定される「全期固定型」、返済当初の一定金利が固定される「固定期間選択型」、金利動向によって支払額が変動する「変動型」など、今後の金利をどう予測するかで選ぶ住宅ローンのタイプも変わってきます。今年の上半期は、政府が行ったマイナス金利政策など、住宅ローン金利に影響を与えるニュースがたくさんありました。

今月、住宅金融支援機構が「2016年度民間住宅ローン利用者の実態調査・民間住宅ローン利用者編」を発表しました(調査は平成28年10月、対象は1746人、インターネットによる調査)。

住宅ローン利用者が選択した金利タイプの構成比は、変動型が49.2%、固定期間選択型が36.9%、全期間固定型が13.9%。利用した住宅ローンの決定に対して影響が大きかった媒体は「住宅・販売事業者」が約30%と最多。次いで「インターネット」「金融機関」の順でした。

住宅ローン(フラット35を除く)利用者がローンを選んだ決め手は「金利が低いこと」が最多で、続いて「諸費用が安かったこと」など(グラフ参照)。回答から、金利の低さと今後の金利の動きを半数以上(59.7%)の人が「ほとんど変わらない」と考えていることが、変動型金利の選択につながっていると読み取ることもできます。

それぞれのローンの長所と短所をを理解した上で、無理のない、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
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