インテリアやコスメ、ファッションなど今、各分野で注目されている「ボタニカル」。生活空間にグリーンがあるだけで、日々の暮らしに癒やしと安らぎが〝プラス〞されますよね。お手軽・簡単、そしてオシャレなボタニカルライフを〝趣味〞に加えませんか。
日本庭園には、水を使わずに、砂やコケで海や山のある風景を表現し、自然の風景に見立てて庭を造るという考えがあります。四季折々の自然を感じながら、空間全体を楽しめるのが魅力の一つ。でも、実際に庭園を造るのは場所も時間も必要。そこで今回は、植木鉢に小さな日本庭園を造る方法を紹介します。
ミニ日本庭園 —四季折々の風景を楽しむ—
《材料》
日向ミズキ、ユキノシタ、トキワヒメハギ、水ゴケ、ハイゴケ、鉢、白砂利、小さめの石、お好みのミニチュア
ビニールポットから苗を出し、根を軽くほぐします。鉢の半分は苗木で山を、残りの半分は白砂利で海を表現します
鉢に底石を敷き、土、肥料を入れます。苗木は、奥に背の高い苗、手前に低い苗を入れ、バランスを見ながら配置
水やりの時、土と白砂利とが混ざらないように、水ゴケを敷きます。水ゴケは土の乾燥を防ぐ役割もあります
苗木の下に、黄緑色のハイゴケを敷き詰めていきます。細かな部分は小さく分けながら敷きましょう
水ゴケの上に、白砂利を置いていきます。箸などを使って、砂紋(さもん)を描くなどアレンジを楽しんでもOK
灯籠やししおどし、ネコなど、お好みのミニチュアを置いて完成。正月用には、金銀の水引きを添えると華やかさがアップ
【取材協力】ガーデナーズジャパン