10月から大きく変わった
テレビの仕組みとは!?
この10月から私たちの生活において、さまざまなことが変わった。最低賃金の引き上げ、そして「106万円の壁」といわれる厚生年金の対象拡大などだ。賛否両論あるが、老後の生活が安定する人がいるなら良しとしよう。テレビ業界でもこの10月、大きく変わったことがある。視聴率の調査仕様が変更されたのだ。まだ関東地区だけだが、タイムシフト測定を導入。今までは、その時間帯にチャンネルを合わせた番組しか視聴率にカウントされなかった。これが録画し、後で見た番組も視聴率にカウントするという。ここまで録画機器がそろった時代に遅すぎる感もあるが、ようやく対応。これによって、大幅に変わる番組がある。録画率が高いアニメ、ドラマ、バラエティーなどのジャンルは、数字を上げるだろう。視聴率低迷を受け、広告費も削減している中、これでテレビというメディアのうま味を、スポンサーが再認識してくれるに違いない。となれば、再び広告費も上がり、制作費も上がり、ひいては僕のギャラも上がる…なんてことが実現するのを期待したい。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
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