戸建て注文住宅の平均顧客像は? 世帯主の平均年齢は41歳、前年より低下
- 2016/10/13
- ハウジング
20代、30代の3人に1人が資金贈与
マイホームを持つとき、マンションか戸建てか、建て売りか注文かなど、考えることが山積み。今回は、「戸建て注文住宅」をピックアップ。どの年代の人が、どういったかたちで戸建て住宅を手に入れたのかを紹介します。
住宅生産団体連合会が「2015年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を今年9月に発表しました。調査対象は、3大都市(東京・名古屋・大阪圏)と地方都市圏(札幌市・仙台市・広島市・福岡市・静岡市)で、有効回答数4182件。
世帯主の年齢に関しては、平均が41・2歳で、前年度と比べて0・8歳低下。30代が42・7%と増える一方で、60歳代の割合が9・1%と4年連続で減少しました。
土地の取得状況は、「土地購入・新築」が53・1%と最も多く、「建て替え」が27・7%、「親の土地を相続・新築」が11・5%。長期優良住宅、低炭素住宅の適用については、長期優良住宅が79・7%、低酸素住宅が1・5%、一般住宅が18・2%でした。
また、住宅ローンの金利タイプは、現在の低金利を反映し、全期間固定金利が23・6%、変動金地が57・1%、固定金利期間選択型が15・4%。
住宅資金贈与を受けた人の割合は22・1%で、贈与額の平均は1163万円でした。世帯主年齢別では、20代と30代でおよそ3人に1人が贈与を受けており、親の支援が若年世帯の持ち家取得に大きく貢献していることが分かりました。
自己資金を貯めるのはもちろん、住宅ローンや資金贈与を上手く活用して、無理のない計画を立てましょう。