男性の育児参加ワースト1を返上!もっと楽しく夫婦で子育て
- 2016/9/29
- フロント特集
- のりちゃんの子育て奮闘記, 過去の人気連載コラム
ママも、そしてパパも子育てを楽しんでいますか?大切な命の誕生とともに家族が増え、うれしいことも大変なことも増えます。だからこそ夫婦で分かち合い、お互いに育ち合いたいものです。和歌山県は男性の育児参加が全国ワースト1。ママもパパもそれぞれに楽しめる子育てを考えませんか。
のりちゃんの子育て奮闘記
ユーチューブで発信中!
のりちゃんの“子育てあるある”おもしろ動画 | https://www.youtube.com/watch?v=82yNnQ3Pn6U |
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男性の育児参加が進まない現状
〝パパの力を借りたい〞がママの本音!?
男性の育児参加が叫ばれ、〝イクメン〞なる言葉も世に浸透してきました。「子育ては母親がするもの」、そんな風潮は、ずいぶん和らいでいるかもしれません。
一方で、今年7月に厚生労働省が発表した平成27年度の雇用均等基本調査結果によると、男性の育児休暇取得率は、2.65%。3年連続、少しずつではありますが増加しています(下記グラフ参照)。しかし、女性の取得率81.5%(同年度)にはまだまだ及ばず、しかも男性が取得した育児休暇は、「5日未満」が56.9%と最も高く、1カ月未満が8割を超えています(女性は10カ月以上が65.3%)。
こうした数字を見ると、「イクメン、イクメンと言っても、夫は仕事を休めない」「仕事で疲れた夫に、家事や子どもの面倒を見てもらうのは気の毒」「だから私が子育てがんばらなくちゃ」、そんな声も聞こえてきそう。
総務省が5年ごとに行っている「社会生活基本調査」によると、和歌山県の6歳未満の子どもがいる夫の1日当たりの育児時間は、23分(平成23年度)。全国平均は39分で、47都道府県の中では最下位。なかなかパパに育児サポートをしてもらえないママが多いようです。そんなママたちも、もう少しパパの力を借りて夫婦で子育てをもっと楽しめたらすてきですね。
パパに家庭で活躍してもらうには、まずはパパの気持ちを知ることから。和歌山市出身のお笑い芸人、〝のりちゃん〞こと池田のりひこさん(写真)が、パパの〝子育てあるある〞を動画にしてユーチューブで発信しています。笑いの中には気付きも。そんなパパの奮闘記を見てみては。
ママがチャンスをあげよう
パパにも子育ての楽しさを
パパをイクメンに変身させたい!
そんな望みをかなえるのはママ自身まずは意識を変えることが大切
和歌山の男性たちの育児参加をもっと促そうと、和歌山県は「和歌山のパパイクプロジェクト・PAPAМО(パパモ)」を9月にスタートさせました。また、和歌山市も夫婦でもっと子育てを楽しめるようにと、父親向けの「パパスクールinわかやまし」を10月〜11月にかけて開催します(下記参照)。
県が行うプロジェクト〝PAPAМО〞では、パパ向け講座を行うと同時に、専用サイトで情報を発信。ママに向けても、子ども連れで参加できる〝パパイク〞セミナーを企画。「もっとパパに子育てや家事に関わってもらうには?」というママの視点から行うミニセミナーで、その中で講師を務める一人が、尾高りほさんです(写真右)。
尾高さんは、岩出市の自宅でプライベートサロン「日果子(ひかこ)」を営みながら、カラーセラピスト、コミュニケーションカウンセラーとしても活躍。7歳の息子を子育て中の現役ママでもあります。
「36歳で息子を出産し、最初は〝育児も家事も妻の役目〞だと考えていたので、出産後も夫に頼ることなくがんばっていたんですよ」と話す尾高さん。どちらの親も高齢で、そうそう頼ることはできず、自分がやりたい仕事も手放せず、孤立奮闘していたそうです。
そんな尾高さんが夫を頼るきっかけとなったのは、無理がたたってご自身の健康を損ねたこと。「2度の入院を重ねたこともあって、頼れるのは夫しかいないということに気付いたんです」
今まで見たことのない
パパの笑顔に出会えてよかった
そんな尾高さん、息子の歯医者通いを夫に任せることに。「まだ子どもは2歳で、歯医者がとても苦手だったんです。口をなかなか大きく開けられなくて。だから、治療までこぎつけられずに通院を繰り返し、小さい子どもの虫歯は母親の責任だと責められたりもして、私自身がすごくまいってしまって…。そんな気持ちを夫に相談したら、代わりに歯医者通いをしてくれたんです。それで、やっと虫歯を治療し終った時には、本当にうれしそうに報告してくれたんです。今まで見たことがないくらいの笑顔でした。夫に任せるのも悪くないって、その時に思いました」と自らの経験を話します。
その後、尾高さんはキッチンを夫に〝開放〞。食事の準備なども夫にしてもらうように。「それまでは私の居場所だったので、私のルールがありました。女性ならそんな方も多いかと思うのですが、〝開放〞なので、まずはそのルールを取っ払いました。調味料や台所道具の置く場所が違ったり、キッチンが汚れていたりしても、それはそれでOKと。洗い物もたまりがちですが、やりたい気持ちをちょっと我慢して。そのうちに夫が洗ってくれて、『ありがとう』って。それが私たちのスタイルになりました」
尾高さんが講師を務めるミニセミナーでは、こうした経験談も交え、色彩心理を用いた男性性(与える)と女性性(受け取る)の発見や、男性脳と女性脳の違いをふまえたコミュニケーションの工夫について話します。
ちょとした気付きが、パパの育児参加のきっかけに。ママ自身が笑顔で子育てできるヒントをミニセミナーで見つけてみてはいかがでしょう(下記参照)。
パパの出番ですよ
パパスクールinわかやまし
対象 | 和歌山市に在住・勤務の乳幼児(0~5歳)を持つ父親 家族で参加OK! |
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締め切り | 開催日の前日までに申し込み(託児は1週間前まで) ※ただし、定員になり次第締め切り |
申し込み・問い合わせ | 電話またはメール、ファクスで ☎&FAX072(808)6241 メール(info@fjkansai.jp) ファザーリング・ジャパン関西 ファクス、メールの場合は、講座タイトルと日付、氏名、年齢、住所、電話番号と、託児希望者は子どもの名前と年齢を明記 |
夫婦のライフプランセミナー
家族のありかた、これからのことを夫婦で一緒に描いていく提案。2児のパパでもあり、ライフプランナーの草野宗徳さんから学びます。
日時 | 10月8日(土)午前10時~12時 |
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場所 | 中央コミュニティセンター2階活動室(和歌山市三沢町) |
参加費 | 無料 |
定員 | 15人 |
パパの料理教室
“凝った料理”じゃなくて、家でも気軽にできる料理で家族を笑顔に!3男3女の父、イクメンシェフ・大下最弘さんによる料理講座。
日時 | 11月5日(土)午前10時~午後2時 |
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場所 | ふれ愛センター2階料理講習室(和歌山市木広町) |
材料費 | 1家族1000円 |
定員 | 15人 |
~和歌山のパパイクプロジェクト・PAPAMO~
笑顔になれる!
パパの子育て応援講座(一時保育あり ママも参加OK!)
3女の父でもあるお笑い芸人・池田のりひこさんが、パパの本音をトーク。また、男女共同参画の視点を交え、家族の笑顔を引き出すコツを「アクト研究室」代表の鳥渕朋子さんのリードでワークショップから学びます。
県のプロジェクト“PAPAMO”については専用サイトで情報発信中
日時 | 12月17日(土)午後1時~2時半 |
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場所 | 和歌山信愛女子短期大学「きょう育の和センター・木のおうち」(同市相坂) |
参加費 | 無料 |
定員 | 30人(夫婦の参加も可) ※定員になり次第締め切り |
申し込み 問い合わせ |
073(435)0086 キャリアブレスユー |
ママのためのパパイクセミナー
言葉掛けひとつで変わる!
パパにもできる愛され収納講座
講師 | 吉松麻由さん(整理収納アドバイザー) |
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①日時・場所 | 10月7日(金)午後1時半~2時10分 わかば(同市美園町) |
②日時・場所 | 11月29日(火)午後1時半~2時10分 中之島支援センター(同市中之島) |
夫はワタシの人生の味方!
色彩心理deコミュニケーション
講師 | 尾高りほさん(カラーセラピスト、コミュニケーションカウンセラー) |
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日時 | 10月19日(水)午前10時20分~11時 |
場所 | 和歌山信愛女子短期大学「木のおうち」(同市相坂) |
気付いてほしいママ、気付かないパパ
家族にとってかけがえのない「子育て期」を楽しむために
講師 | 中西美好さん(出張専門ぽかぽか助産院・助産師) |
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①日時・場所 | 10月25日(火)午前10時半~11時10分 もうひとつのさとポピンズ(同市西高松) |
②日時・場所 | 11月16日(水)午前10時20分~11時 和歌山信愛女子短期大学「木のおうち」(同市相坂) |
③日時・場所 | 11月22日(火)午前10時20分~11時 ドレミひろば(同市田尻) |
申し込み方法や詳しい内容は、「PAPAMO」のホームページをチェック!
ホームページ | http://papamo-wakayama.com/ |
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参加費 | 無料 のりちゃんの子育ておもしろ動画の披露もあり ※参加者は育児コミックエッセイがもらえます |
定員 | 各10人 |
問い合わせ | 073(435)0086 キャリアブレスユー |
子育てを“楽しむ”を実践
パパたちの交流グループ「イクメンパパの会(イクP)」のみなさん。子育て支援の他、子どもの育ちをサポートするなど幅広い活動を展開する「きのくに子どもNPO」(和歌山市福島)を通して生まれたパパたちのグループです。
月に1度定例会を開いて活動について話し合い、パパと子どもが一緒に楽しめる催しを企画し、実行。「一緒に遊ぶパパがええやん!」を合い言葉に“楽しむ”子育てを実践中です。もちろん、子どもや子育て、そしてママの話で盛り上がることも!パパたちの横のつながりが生まれています。
問い合わせ | きのくに子どもNPO |
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電話 | 073(452)7710 |