防災意識は高まるものの、4割が確認せず 耐震診断やハザードマップで自宅の状況把握
- 2016/9/15
- ハウジング
家屋の倒壊への不安が全体の7割
約5年前の東日本大震災や今年に入ってからの熊本地震をはじめ、世界中で自然災害が起こっています。防災意識が高まっている今、備えはどうなっているのでしょう。
今回は、「リビングくらしHOW研究所」が調査した「防災についてのアンケート」をもとに、自宅の耐震への不安や備えに関する意識などを紹介します。調査期間は今年7月7日〜10日、女性987人が回答。
熊本地震以降、大地震の被害状況から、改めて自分の家について不安を感じるようになったものを問うと「家屋の倒壊」が最多で、全体約7割を占めました(表①)。
また、地震予測地図やハザードマップで自分の住まいの情報を確認したかの項目では、約6割が地震前または、地震後に確認、約4割が確認していませんでした。
また、自分が住む地域の災害に対する安全性については、「危険だと感じている」が4割近く(表②)。耐震診断・工事に関心があるものの、「やっていない」が5割強、「自治体の補助を知っている」という人は約1割でした。
ハザードマップは、県や市など、自分が住んでいる行政のホームページ上で公開されていますし、耐震診断は、木造住宅なら無料、非木造住宅でも補助が受けられます。一度、確認してみては。