連日の猛暑のおかげで
テレビ局が潤う理由とは?
夏、わが家のテレビが熱くなる。いや、本当に熱くなるのだ。なんせ6年前に買ったプラズマテレビ。見ていると本体が熱を帯びて、室温がえげつないことに。部屋に「巨大湯たんぽ」があるようなもの。同じように今夏のテレビ番組も熱い。長時間の特別番組や高校野球、4年に一度の夏季五輪だってある。イチ視聴者として魅力的な番組ばかりだ。一方で制作者としては、子ども向けの企画を意識する。夏休み中の子どもが見てくれるおかげで、数字も少しばかり良くなるから。また猛暑だと、外に出歩く人も少ない。炎天下のテーマパークで行列に並ぶよりも、エアコンの効いた部屋で、テレビ観戦という人が多いせいだ。そうなればテレビ局の広告収入も増え、僕ら末端のスタッフにも恩恵がある。ある局は高視聴率記念にと外注スタッフに「図書カード」を配ってくれるのだ。よっ太っ腹!と思いながら、僕の太っ腹を減らす計画を立てた。リビングでテレビを見続け、汗だくになる…これぞテレビダイエット。もちろん、小まめに水分補給をし、熱中症には気をつけながら。
テレビのツムジ 関西の放送作家がバッサリ!
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
文:岡内義人
読売テレビ「す・またん」「かんさい情報ネットten.」「土曜はダメよ」、ABCラジオ「桑原征平粋も甘いも」などの番組構成を担当中。
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