ランキングで見る わかやま 肉事情通信~どうしてそんなにお肉が好きなの~
- 2016/4/28
- フロント特集
毎月第3週に掲載している「ランキングで見る和歌山THE WORLD」を今月は拡大してお届け。なぜなら4月29日は“良い肉の日”、データ上では和歌山市民は肉好きということが実証されているから。ですが、皆さん本当にそんなにお肉を食べているの? 家庭の肉事情を徹底調査しました。
牛肉消費量 2位 年間10.102㎏ 全国平均6.553kg |
鶏肉消費量 9位 年間18.32kg 全国平均15.441㎏ |
豚肉消費量 24位 年間19.55㎏ 全国平均19.542㎏ |
牛肉支出金額 2位 年間3万7379円 全国平均2万601円 |
鶏肉支出金額 16位 年間1万6354円 全国平均1万4365円 |
豚肉支出金額 12位 年間2万8740円 全国平均2万7441円 |
※出典=家計調査結果(総務省統計局)平成25~27年の平均/1世帯当たりの年間支出金額・消費量/都道府県庁所在地と政令指定都市52市
1日に約144グラムのお肉を摂取
目指すは〝日本一の肉食市民〞!?
和歌山市のお肉の消費量、支出金額ともに全国トップクラスなことはわりと有名なお話。総務省の家計調査(平成25〜27年平均)では都道府県庁所在地と政令指定都市52市の中で2位(過去には1位だったことも…)。単純に計算すると、牛、豚、鶏など何らかのお肉を1世帯あたり1日に約144グラム食べているということになります。
また、ランキングで見る限り〝牛肉愛好家〞が多いようですが、一般家庭の食卓にそれほど牛肉が登場するのでしょうか?検証するために読者アンケートを実施したところ、〝好きなのは牛肉、だけど、日ごろ買うのは豚肉〞という人が多く、牛肉を食べるときは、惜しみなく投資するというのが〝和歌山気質〞のよう(グラフ参照)。
しかし、なぜ、和歌山市民がお肉をよく食べるのか、大学教授、畜産農家、食肉卸業者などに質問をぶつけましたが、明確な回答は得られず。「牛肉文化の関西圏が支出金額上位にくるのは理解できますが、和歌山は牛、豚、鶏の飼育頭数も少ないですし、どうしてなのでしょうか」と。
理由が分からなくたっていいじゃありませんか。おいしいお肉をいっぱい食べて、〝日本一の肉食市民〞に返り咲きましょう!!
やっぱり肉が好き
読者アンケートにご協力いただきありがとうございました。集計結果は以下の通りです。わが家の“肉事情”と比べてみてください。読者プレゼントにもどしどし応募を!
※リビング和歌山4月2日号の紙面でアンケートを実施。有効回答数191
和歌山のブランド肉を訪ねて
熊野牛
年々改良が加えられ、松阪牛や神戸牛など名だたるブランド牛に引けを取らないほど品質が向上。今や高級和牛の代表とされる「霜降り肉」の代名詞に。約60の和牛飼育農家で、繁殖牛600頭、肥育牛1500頭が育てられています。しかし、近年、健康志向や嗜好(しこう)の変化で、牛肉市場は赤身がブーム。「どうなるかわかりませんが、“赤身がうまい熊野牛”の育て方を実験中」と飼育農家の一つ「中北畜産」(和歌山市金谷)の中北郁久さん。
紀州うめどり
チャンキーというブロイラー(肉鶏)を、梅酢エキスを混ぜた飼料で約48日間育てます。現在、県内3カ所の養鶏場で約30万羽を飼育。1日約4500羽が出荷されています。「梅酢エキスを与えることでブロイラー臭が軽減され、保水性が高くジューシーなのが特長」と「有田養鶏農業協同組合」(有田郡有田川町)の平松重人代表理事。約10年で品質が安定、ブランドとしても確立され、和歌山市内の飲食店やスーパーで扱われています。
イブの恵み・イブ美豚(びとん)
イノシシのお父さんと豚のお母さんの子どもが「イブの恵み」、イノブタのお父さん、豚のお母さんの子どもが「イブ美豚」。パンや乳酸菌などを混ぜた自家製のえさで、8カ月~1年間育てます。出荷頭数は今のところ毎月100頭前後ですが、昨年、豚舎を拡大し、年間1500~1600頭まで増やしたい考え。「臭みはなく、赤身のイノシシ肉に豚の甘みのある脂がサシで入った感じ」と「イブファーム」(西牟婁郡すさみ町)の坂本憲治常務。
熊野ポーク
和歌山県畜産試験場と近畿大学が「しもふり豚肉」の生産に成功し、「和歌山ポーク肉質研究会」を発足。和歌山産霜降り豚肉のブランド化を目指す中、昨年から「熊野ポーク」の供給を開始。三元豚を約半年間飼育し、飼料には食品製造副産物などを利用した「エコフィード」を使用。毎月30頭を出荷しています。「まだまだ追求中ですが、やわらかくて脂がおいしい豚肉です」と「アグリズム熊野」(和歌山市太田)の前田茂光さん。
※読者認知率はアンケートの回答から算出した数値
読者プレゼント
応募方法 | はがきに〒住所、氏名、年齢、電話番号、希望商品のアルファベット、記事の感想・意見を記入して、〒640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「肉プレゼント」係まで。当選発表は、当選はがき、もしくは商品の発送をもって代えます。A、Cは店頭で引き換え、B、Dは提供元からの発送、Eは弊社での引き取りとなります |
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申し込み締め切り日 | 5月11日(水) |
A.熊野牛(1人)
提供 | 肉のまる彦本店 |
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住所 | 和歌山市七曲1(七曲市場内) |
電話 | 073(428)3443 |
B.紀州うめどり(1人)
提供 | 中田鶏肉店 |
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住所 | 御坊市名屋町1-7-4 |
電話 | 0738(20)5067 |
C.熊野ポーク(1人)
提供 | 伊勢屋フード |
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住所 | 和歌山市鳴神344-1 |
電話 | 073(471)0955 |
D.イブの恵み(1人)
提供 | ホテルベルヴェデーレ |
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住所 | 西牟婁郡すさみ町周参見4857-3 |
電話 | 0739(55)3630 |
E.焼き肉のタレ(10人)
提供 | ダイナミック食品 |
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住所 | 和歌山市永穂254 |
電話 | 073(461)2125 |