私の夫、アライジョーズ —お風呂掃除編—
- 2016/3/24
- フロント特集
食器洗い、トイレ掃除に次いで、今回は夫に“お風呂のアライジョーズ”になってもらいましょう。意外と力仕事の風呂掃除は、夫に任せている人も多いのでは。毎月26日は“風(2)呂(6)の日”。月に一度の“風呂大掃除の日”と定め、いつも以上に念入りに!
1 入浴後の掃除で清潔空間維持
まだ濡れているうちに手早く汚れを落とす。最後に入浴した人が掃除をして出るのをルールにしよう
2 毎日使うものは毎日洗う
入浴後に、ブラシ(スポンジ)でこすり洗い。熱いシャワーの後、冷たいシャワーをかけて熱気をとって
3 雑菌が繁殖しない環境に
タオルでカラ拭きをして水気をとり、しっかり乾燥。ボトル類は床にじか置きしない、清掃用具も乾かして
4 湯あか、水あかを見極める
湯あかは酸性、水あかはアルカリ性。中性の洗剤で汚れを除去。ときには洗剤を工夫して
5 月に一度は徹底的に
天井、換気扇、排水口、タイル目地など、普段手の行き届かないところは“月1メンテナンス”
理想は夫が毎日掃除
日々の積み重ねでキレイをキープ
主婦の本音を聞きだすマーケティング会社「キャリア・マム」(東京都多摩市)の「夫の家事分担に関するアンケート」によると、「風呂掃除」は、「ゴミ出し」に次いで夫が担当する率の高い家事。一方、インターネットを利用した市場調査を行う「インターワイヤード」(同品川区)の「お風呂そうじと防カビに関するアンケート」では、浴室の掃除頻度について「ほとんど毎日」と回答した人は33・9%にとどまっています。〝夫が毎日お風呂を洗ってくれる〞のが理想ですが…、皆さんの家庭はいかがでしょう。
「お風呂は体の汚れを落とすとともに、癒やされリラックスする場所。しかし、暖かくて、湿度があり、栄養(汚れ)もある浴室は、カビや細菌など雑菌にとっても気持ちの良い環境。浴槽、洗面器、イスなど毎日使うものは毎日洗い、しっかり乾燥させることが原則」と話すのは、家庭用品メーカー「キクロン」(和歌山市森小手穂)の開発部・塩田かおりさん。
「お湯をためる前に掃除をした方が清潔と思われがちですが、雑菌は一昼夜で繁殖します。お湯を流した後、速やかに洗う習慣を。毎日の積み重ねがキレイをキープするカギ」と。
毎日+月1のピカピカテクニック
道具と洗剤を使い分けるのが
“アライジョーズ”の基本
「これまで、家庭にあるキッチンたわしは2個以上、トイレブラシは1つというのが一般的とお話してきましたが、それではバスクリーナーはいくつありますか」。塩田さんはこう問いかけます。
「弊社の独自調査では、ほとんどの人が『お風呂洗いは2つ以上』と回答。キッチン、トイレ同様、バスクリーナーもさまざまなものが出回っています。上手に使い分けるのもお風呂掃除が楽しくなるポイント」と。
スポンジだけでも、貼り合わせタイプ、ネットタイプ、柄付き、研磨材入り・なしなどいろいろあり、ブラシも多種多様。「表面がコーティングされている浴槽や、プラスチックの洗面器、イスなどは、研磨材入りのものでゴシゴシこすると傷ができ、余計に汚れが付着する原因に。また、汚れを落とすコツは洗剤にもあります。ついてすぐの汚れや毎日のお風呂洗いなら中性洗剤で十分ですが、しっかり掃除するときは汚れの種類にも着目して」と言います。
湯あかは皮脂の汚れなど酸性の汚れ、水あかは水道水に含まれるミネラルなどアルカリ性の汚れ。酸性の汚れは弱アルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れは酸性の洗剤を使用すると汚れは分解されます。ちなみに今、“エコ洗剤”として注目されている重曹は弱アルカリ性、クエン酸や酢は酸性。さらに、カビには塩素系洗浄剤が有効ですが、他の洗剤と混ざると有害な塩素ガスを発生する可能性もあるので危険。“液性”は必ず確かめて!
湯洗い&ブラシ
日々の手入れに便利なのがブラシ。浴槽、床、壁、小物まで傷つけずに洗えて万能です。入浴後、熱いお湯をかけてササッとブラッシング(スポンジでも可)
水洗い&カラ拭き
ブラシ後は水を流して熱気をとり、自分の体を拭いたバスタオルで、浴室の水滴を拭きとりましょう。あとは換気扇を回して換気、乾燥。そうすることでカビの予防に
詰め合わせ4人にプレゼント
キクロンのバスクリーナーハガキに〒住所、氏名、年齢、電話番号、記事の感想・意見を記入して、〒640-8557(住所不要)和歌山リビング新聞社「スポンジ」係まで。4月1日(金)必着。当選発表は、当選はがきの発送をもって代え、商品は弊社で引き取りとなります