正しく理解する認知症 第4回 認知症になっても、住み慣れたまちで 安心して暮らしていくために

温かく見守り、互いに支え合うことができる社会に

地域で見守りを

認知症であるか否かにかかわらず、現在、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるような社会が目指されています。特に認知症の高齢者においては、住み慣れた地域での生活が、心理的な安定・行動面での安定につながります。

まずは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の方や家族に対して温かい目で見守ることが大切です。

認知症らしき方が困っている様子を見たら、「なにかお手伝いすることがありますか」と声を掛けてみましょう。家族の方は、近所に迷惑をかけているのではという思いを抱きがちなので、ねぎらいの言葉を掛けられると気持ちが楽になるものです。地域全体が温かく見守り、適切な援助をしてくれる人がいれば、住み慣れたまちで安心して暮らしていくことができるでしょう。

また、認知症に関する基礎知識や認知症の方への対応について学ぶ「認知症サポーター養成講座」を受講していただき、認知症の方や家族の応援者(サポーター)を養成する取り組みも行っています。

講座についての詳細は下記へ。

問い合わせ 和歌山市地域包括支援課
電話 073(435)1197

地域包括支援センター

「認知症かも」「認知症と診断された、これからどうしよう?」と悩んだときは、まず、最寄りの「地域包括支援センター」に相談してみてください。介護・福祉・医療などさまざまな地域の社会資源を使って、支援してくれます。

和歌山市のホームページで、担当の地域包括支援センターを調べることができます(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/kourei_kaigo/1001100/1005305/1005307.html)。

利用できるサービスなど

介護保険サービスとして、在宅サービス(訪問・通所サービス、グループホームなど)や施設サービスがあります。また、介護保険認定を受けていなくても使えるサービスとして、見守り支援員派遣サービスなどがあります。詳しくは認知症安心ガイドブックに掲載しています(http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kurashi/kourei_kaigo/1001096/1001099/1010409.html)。

認知症の方や家族、地域の方が気軽に集い交流したり、相談できる場として「認知症カフェ」もあります(下記参照)。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

(和歌山市地域包括支援課/保健師・南出則子)

認知症カフェ

大日カフェ
認知症ミニ講座、脳トレ体操、お茶会

住所 平尾645 ケアハウス・ロミオ・イ・フリエッタ1階喫茶ハニー
日時 3月17日(木)午後1時~4時

さくらカフェ
散策、レクリエーション、オープンカフェ
※開催時間内であれば何時からでも参加できます(茶菓代実費)

住所 岩橋1399ノ1さくら元気村1階
日時 3月19日(土)午後1時半~4時半

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