長年の積極的な取り組みが評価
住民間の交流を深める役割りも
長年にわたり、地域での防犯活動に取り組んでいるとして、和歌山市木本地区地域安全推進員会は、全国防犯協会連合会・警察庁による「防犯功労団体」表彰を受けました。今年度は全国38団体、うち県内で1団体が受賞。同員会の野畑久則会長は「地域の皆さんの協力があってこそ」と喜びを話しています。
安全推進員会は昭和43年、北署管内でつくる防犯委員会が各地区に分かれ、改称された団体。木本地区地域安全推進員会は、木本地区連合自治会の会員や地区内の小・中学校の校長など、40人で構成されています。
警察や地域で活動する「子ども守り隊」などと連携し、小学生の登下校時をはじめ、夏休み・冬休み期間や夜間のパトロールを展開。他にも、中学生と一緒に、スーパーなど大型商業施設で、自転車盗難や特殊詐欺被害を防ぐための啓発活動も行っています。
また毎年、夜間の避難訓練を実施。地区内での訓練にも役立てようと、避難ルートなどを確認し合っています。
木本地区連合自治会の國政明通会長は「この組織を維持していくことが大切。少しでも多くの人たちに参加してもらえればうれしい」、野畑会長は「活動は住民間の交流にもつながっています。受賞に恥じないように、これからも活動を続けていきたい」と思いを新たにしていました。
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